ライク・ア・ヴァージン ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学

制作 : 土方奈美(翻訳) 
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822249670

作品紹介・あらすじ

音楽、エアライン、そして宇宙事業へリスクを取らずして成功なし!ビジネスも人生も、楽しいほうがいいじゃないか!ヴァージン流「革新経営」の真実。

感想・レビュー・書評

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  • ヴァージン、そしてリチャードブランソンは、小さい時から好きなブランドだった。当時はCDを買うときにHMVやTowerではなく、出来るだけヴァージンで買っていた。

    ワークライフバランスなどと言っているが、自分の所有する島で、朝海で泳ぎ、海の見えるハンモックに揺られながら仕事をする。正直自分はこんな完璧なワークラウフバランスを実現している人は知らないと思った。

    ビジネスの教科書からはみ出した異端の企業グループである事を
    誇りに感じているのが良くわかった。

    今読むビジネス書は、経理やマーケティングについてのスキルや
    戦略は建て方についてなど、非常にテクニカルな部分にフォーカスをあてて説明しているが、この本を読むと、ヴァージンでは当然そういう事はしているが、どんなに頑張っても未来を正確に予想する事は出来ないと言っている。だから最終的な決断は感覚的なもので決めていると言う事が分かった。

    ヴァージンの社風や仕事の仕方などは、社員を最大の資産として考え社員が毎日楽しく仕事が出来る場にしようと考えている様に感じた。
    上から落ちてきた仕事ではなく、会社の成長と共に自分も成長する様な自発的に仕事を見つけて、自発的にゴールを目指して頑張るそんな仕事をする社員、そしてそれを許容する会社がうらやましいと思った。

    また、様々な国から事業などについての質問に答えるのが本の半分以上あったが、多彩な国から質問があったが、日本からも質問が無かったことは残念だと思った。

  • だから今度だれかが 「わかった、ボスはあんただからな」と捨てゼリフを残してあなたのオフィスを出ようとしたら、引き留めてこう言おう。「それ
    は違うよ。ぼくらは仲間だ。だから座り直して、君がぼくの立場だったら何をするか、説明してくれないか」

    会社というのは、それぞれ特定の目的を実現するために設計されたツールである。もっとよいものが登場したときや、必要性がなくなったら、売却するか閉鎖する。ぼくらは人材やノウハウを失わないように最善を尽くすが、会社そのものを惜しむことはしない。

    未知の領域に果敢に乗り込んだケースは、ほかにもたくさんある。例を挙げれば、携帯電話通信、金融サービス、スポーツクラブなどで、しかも世界中でやっている。ただ、うまくいかなかった場合の逃げ道は、必ず確保するようにしている。社員を守らなければならないからだ。会社が傑出した存在となるか、月並みな集団となるかは社員で決まる。だから、もし事業がうまくいかなかったら、躊躇することはない。さっさと非常口から脱出するんだ。そうすれば、手を尽くした後にチームを集め、何がうまくいき、何がうま
    くいかなかったかを話し合い、それからまた新しい冒険にともに乗り出すことができる。歳はそれほど変わらなくても、はるかに賢い集団となって。

    母がもう一つ教えてくれたのは、他人を大っぴらに批判するな、ということだ。ぼくがだれかの悪口を言うと、鏡の前で5分間、自分の姿をじっくり見せられた。他人への批判は、すべて自分自身の悪い部分の裏返しなのだ、というのが母の理屈だった。

    投資家との会合をセッティングする前に、まずチームを招集し、事業の目標をどこに置くか、それを達成するためにどれだけの資金が必要かをはっきりさせておこう。

    銀行や投資家があなたの事業に興味を持っているのなら、きっとライバル企業のことも調べている。だからプレゼンテーションでは、ライバル企業の存在を踏まえたうえで、自分の会社のほうがうまくやれる理由を堂々と語ることが絶対に必要だ。ライバルを蹴散らしてやれ! といっても、けなしすぎるのは禁物だ。 おもしろみのない傲慢なヤツだと思われるのが関の山で、最悪の場合は競合を甘く見ていると思われてしまう。

    経営とは話を聞くこと 優れたリーダーになるには、飛び切り優れた聞き手にならなければならない。もちろん自分自身の考えを知っておくのは大切だが、議論やある程度のコンセンサスを得ようともせずに、他の人々に自分の意見を押し付けるのはばかげている。一人の人間が優れたアイデアやアドバイスをすべて持っていることはあり得ない。だから現場に出て、社員の話に耳を傾け、彼らの思いを引き出し、そこから学ぼう。またリーダーなら、飛び切りの褒め上手になりたい。 公然と社員を批判するのは絶対にやめる。キレない。そしてだれかが良い仕事をしたら、すぐに「よくやった!」と拍手を送ろう。人は褒められて育つ。普通、失敗した人間にそれを指摘する必要はない。たいてい自分でよくわかっているからだ。

  • 良いことを言ってるんだろうけど、読んで行くに従って自分の業種とはかけ離れて来たので中断。

  • 音楽、エアライン、そして宇宙事業へ…。リスクを取らずして成功なし! ヴァージン流「革新経営」の真実を語る。

    パート1 リスクという名のチャンス
    パート2 CEOだって間違えることがある
    パート3 パワー・トゥ・ザ・ピープル?

  • 今の自分に元気をくれるかもしれない

  • ヴァージンブランドって日本だとあまり触れる機会がないけれど、すごく興味深いし好きです。VAに乗ってロンドンに行きたかった。撤退ざんねん。

  • ビジネスや起業に関することも多く学べたが、生き方や人生観、関わる人たち全てへの考え方がさらに参考になった。明日からはノートを常にポケットに携え、自分の人生をさらに切り拓きたい!

  • ヴァージンに乗りたくなった!

  • Keep it simple, stupid !

  • 人生楽しみたい方にまぢでオススメ

    付箋貼り過ぎて書ききれないです。

    ・自己管理は経営の質に直結(遊ぶためにもね!)
    ・頑張り続ける原動力は、すべて!自分がしていること、社会に役立つこと、人間が好き!死ぬまでやめない!やめる必要があるかい?こんなに楽しいのに!

    リチャードブランソンに嫉妬する本です。
    こんな親父になりたいものです。
    そして、経営者として、ヴァージンのような会社にしたいと強く思う本です。

    私個人が「なるほど」と思ったところは、付箋、折り曲げがあります。

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著者プロフィール

1950年英国生まれ。ヴァージングループ創設者・会長。実業家。音楽や出版の世界から航空産業にまで進出し、類い稀なる成功を収める。文化的な活動や地球環境を守る活動にも熱心で、現在は英領ヴァージン諸島のネッカー・アイランドに妻ジョーンとともに住む。子どもたち二人はすでに自立している。

「2011年 『宙へ挑む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リチャード・ブランソンの作品

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