ビジネスと人を動かす 驚異のストーリープレゼン

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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822251789

作品紹介・あらすじ

30万部のベストセラー『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』著者、渾身の最新作!

データだけじゃ足りない 一流の人はストーリーで納得させる
ビジネスでは、財務状況や売上などの数字、データを聞きたがると思ってしまう人が多い。
しかし、これは部分的にしか正しくない。
神経科学の世界で最近確認されたことを忘れているのだ。
つまり、「感情は論理の上を行く」である。
相手の心をつかまなければ、その頭には届かない。

■誰でもいいプレゼンができる「ストーリー」のスキルを教えます!
ストーリーの組み立て方、順番、話し方などのスキルを世界を変えた一流の人たちのプレゼンをもとに解説します。
・個人的なストーリーで命を吹き込む
・課題、問い、解決策の3ステップで組み立てる
・小学生にわかる言葉で語る
・60秒で語れるくらいシンプルに
・苦闘を愛して味方につける
・聞き手とヒーローが重なるように語る
など

■37人のストーリープレゼンを分析
シリコンバレー企業などビジネスで世界を変えた人、政治家や有名ミュージシャンなど人々の生活に大きな影響を与えた人など、37人のプレゼンを分析します。
<本書に登場する人たち>
・イーロン・マスク(テスラCEO)
・シェリル・サンドバーグ(フェイスブックCOO)
・ビル・ゲイツ(マイクロソフト共同創業者)
・スティーブ・ジョブズ(アップル共同創業者)
・ジョン・ラセター(ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー)
・アダム・ブラウン(ペンシルズ・オブ・プロミス創業者兼CEO)
・ウィンストン・チャーチル元英国首相
・マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師
・ミュージシャン、スティング
・アテネパラリンピック代表、佐藤真海
など

感想・レビュー・書評

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  • フライヤーで概要だけ

    ・ストーリーを語り、惹きつける
    ・苦労や苦難のストーリーを入れ、ビジョンとのギャップで情熱に火をつける
    ・短い言葉で伝えるためにTwitterで練習

  • よくやった、でも小さすぎる
    フレッシュキンケイド可読性試験(ハーバードビジネスレビュー大卒以上、イーロンマスクのプレゼンは小学生レベル)=

  • 16.12.4
    ビジネスブックマラソン
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    こんにちは、土井英司です。

    今日は、日本最大級のコンテストイベント、「モテワンコンテスト」
    のスピーチ部門の特別審査員を務めました。

    ネットで選ばれた3名の方の決勝スピーチだったのですが、一人の
    方が圧勝し、優勝賞金111万円を獲得。残りの2人は、残念な結果
    となりました(商品は豪華でしたが)。

    審査員として、スピーチの基本を押さえつつコメントさせていただ
    きましたが、やはり人を感動させるスピーチには、「構造」や「基
    本要素」があります。

    拝聴したところ、おそらく優勝された方以外は、そういったノウハ
    ウを学んだことがなかったのでしょう。残念ながら、基本的な要素
    が抜けているように思えました。

    そこで本日ご紹介したいのは、30万部ベストセラー『スティーブ・
    ジョブズ驚異のプレゼン』の著者、カーマイン・ガロ氏の最新刊。

    ※参考:『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482224816X/businessbookm-22/ref=nosim

    成功する人々が必ず行っている「ストーリーテリングの秘密」を、
    プロのコミュニケーションコーチである著者が、丁寧に解説してく
    れます。

    なお、本書の原題は『THE STORYTELLER’S SECRET
    From TED Speakers to Business Legends, Why Some Ideas
    Catch on and Others Don’t』ですが、まさに人の心を掴む
    人とそうでない人の違いが語られています。

    さっそく、その「ストーリーテリングの秘密」、チェックしてみま
    しょう。

    -----------------------------------------------

    騒がしい世界で、我々のことを覚えてもらえる可能性はほとんどな
    い。どの会社もそうだ。だから、知ってもらいたいことをはっきり
    させる必要がある

    科学的発見にはオリジナルなアイデアとクリエイティブな思考が不
    可欠であるが、世界を変えるほどの発見をした科学者は、それに加
    えて特徴的な性質を有していることをスナイダーは発見した。みな、
    向こう見ずだというのだ。つまり、なんでもやってみようとするし、
    信念と自信をもって自分のアイデアを追求する。また、「鼻っ面を
    殴られても」そのアイデアを発信するという

    優れたストーリーテラーは、なにが大事かをわからせてくれた上で、
    それがなぜ大事なのかまでわからせてくれる(マリア・ポポバ(ブロガー))

    感動的な映画とするには、序盤に、ヒーローの人生が実感できるシ
    ーンを入れなければならない。主人公とその苦闘に共感してもらえ
    なければ、逆境の解消などどうでもよくなってしまうからだ

    きっかけ、転換、教訓の3部で構成する

    人を動かすストーリーテラーというのは、自分の人生で一番大事な
    目的がなんであるか、はっきりわかっている

    個人的なストーリーで命を吹き込む

    ミッションをストーリーに組み込む

    期待に違反するのは「優れた」コミュニケーション戦略であるとバ
    ーグーン博士は言う。そのほうがスピーカーの魅力も信用も説得力
    も高まるというのだ。その理由は、人間の脳が目新しいものを無視
    できないからである

    複雑なことはアナロジーと個人的な話で語る

    具体的な描写で自分の世界に引き込む

    優れたストーリーには、奮闘努力、障害、解決が用意されている

    一人ひとりの肉声を届ける

    スティーブ・ジョブズは、常識では考えられないことをして音楽業
    界を変えた。ピアツーピアのファイル共有プログラムを使ってタダ
    で手に入れていたものに対し、実はお金を払ったほうがいいのだと
    音楽ファンを納得させたのだ。そこで使ったのが、悪玉とヒーロー
    という典型的な物語テクニックである。最初に悪玉、つまり解決す
    べき問題点の数々を登場させ、その後、ヒーローとしてアップル製
    品を紹介という手順である

    みんなの自尊感情を刺激する

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    大きな仕事をしたければ、大勢の人とコミュニケーションする方法
    を学ぶこと。

    本書には、歴史に残る偉人たちのストーリーの組み立て方、伝え方、
    話し方のノウハウが詰まっています。

    映画ロッキーの解説をしながら人を感動する構造を分解して見せた
    り、偉人たちのバックストーリーを見せたり、じつに興味深い内容
    になっています。

    相変わらず軽快な著者の文章と、それを訳した井口耕二氏の仕事に
    より、翻訳書なのに読みづらさをまったく感じない、素晴らしい文
    章に仕上がっています。

    ぜひ読んでみてください。

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    『驚異のストーリープレゼン』
    カーマイン・ガロ・著 井口耕二・訳 日経BP社

    <Amazon.co.jpで購入する>
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822251780/businessbookm-22/ref=nosim

    <Kindleで購入する>
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01MTQPNQO/businessbookm-22/ref=nosim

    <楽天ブックスで購入する>
    http://bit.ly/2gSGyDk

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    ◆目次◆

    第1部 心に火をつけてくれるストーリーテラー
    第2部 教育するストーリーテラー
    第3部 シンプルにするストーリーテラー
    第4部 周りを奮起させるストーリーテラー
    第5部 社会運動を興すストーリーテラー

  • 《ストーリーテリング》
    アイディアを物語仕立てで語ることにより、感化し、啓発し、鼓舞する技

    ジョエル・オースティン(レイクウッド教会牧師)はみずからにストーリーを語って信者90人だった教会をミサに5万人が集まる全米最大の教会にした

    ハワード・シュルツ(スターバックスCEO)は個人的なストーリーを語って週に6000万人が訪れるコーヒーチェーンに発展させた

    ジョン・マッキー(ホールフーズ創業者)はミッションをストーリーに組み込んで360店舗、年商110億ドルのスーパーをつくりあげた

    《いいプレゼンがしたいなら、ストーリーを語れ!》──帯より

    自分のキャリアを高める、会社を興す、アイデアを売り込む...夢を現実にするために、どういうストーリーをどう語ればよいかを学べる本

    『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』の著者によるプレゼンの極意、決定版

  • 仕事のさまざまな側面に置いて、参考になる事例がもりだくさんでした。

    一番響いたエピソードは、ウォールナッツヒル・メディカルセンターの話。家計相談を業務としている私にぴったりの事例です。

    金銭面での解決策を提供するのではなく、心豊かで幸せな日々を送る基盤を築いていただくことが、本当に提供したいサービスです。そのホスピタリティを、改めて学ぶことができました。

    また、文章を書くことが多いので、「シンプルに語る」「3点ルール」は非常に参考になりました。

    さらに、セミナーの講師としては、プレゼンの説得力としてさまざまなノウハウを学びました。


    事実やデータよりもストーリー。
    情熱を持ってビジョンに命を吹き込む。


    このようなアツい、浪花節的な展開は、個人的には大好きです。

    が、事例ばかりがずらっと並んでいると、だんだん飽きてきてしまいます。それぞれの事例はとても素晴らしいですし、刺激を受けます。モチベーションも上がります。

    でも通しで読み続けていくのにはちょっときついなと思いました。1章ずつ、日を替えて読むと良いかもしれませんね。

  • いつも期待を持って読み始めるのだが、どうしてもビジネス本との相性は必ずしも良くない。

    ビジネス本への期待値が間違っているからなのかもしれないが、感動というか、興奮状態を維持出来ない。使われている文字・文体に複雑な所は何もなくて、読み進める事自体は簡単なのだけれど…

    また米国において評価されるプレゼンテーターの持つ質への憧れと軽蔑の入り混じった、または、皮肉れた交錯した思いから、書かれている内容に対して純粋な思いを持ち続けられない。

    特に経済的な成功者が出て来たり、その成功を素晴らしいものとして取り上ている事にある意味の嫌悪感も感じてしまう。

    書かれている内容は、至極シンプル。感動を与えるストーリーが人を動かす、という内容。

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著者プロフィール

ベストセラー『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『TED 驚異のプレゼン』(日経BP)の著者。グーグル、アクセンチュア、インテル、コカ・コーラ、リンクトインなどのコミュニケーション・アドバイザーを務める。人気の講演者として、製品を売り、ブランドを成長させ、人をやる気にさせるようなプレゼンテーションとストーリーの伝え方をCEO やリーダーに教えている。Forbes.com やInc.com にも寄稿しているほか、ハーバード大学のエグゼクティブ・エデュケーショナル・インストラクターも務める。

「2019年 『伝え方大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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