スリープ・レボリューション 最高の結果を残すための 「睡眠革命」
- 日経BP (2016年11月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822251918
作品紹介・あらすじ
睡眠を犠牲にするほど愚かなことはない!
睡眠不足のとき、脳は酒気帯びと同じ状態に陥り、判断力も生産性も低下する。
それが続くと、糖尿病や癌、認知症など病気のリスクも高まる。
睡眠は、ほかのどんな方法よりもプラス効果がきわめて高い「究極の健康法」だ。
睡眠を犠牲にして何かしようとするのは、「愚の骨頂」といえる。
睡眠の質を高めることで健康だけでなく生活も、仕事も人間関係も劇的に改善する。
人生を豊かにする「睡眠革命」に今すぐ取りかかろう!
感想・レビュー・書評
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カフェインに気を付ける。
寝酒はしない
昼寝の活用詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
眠れない人へ、というより眠りを軽視しがちな経済システムへの警鐘、という側面が強い。
”眠り”がどれほど重要かを、脳科学や心理学、医学、精神科学などの研究や文献、さらには思想や文学書など、様々な角度から検証し実証してある。
さらには多くの研究者、作家、経済界・財界・芸能界・スポーツ界の人々の証言を集めてあり、もはや反論の余地がない。どうやって眠るか、よりも眠ることが重要と言うのは身に染みて分かった。
一方で、様々な方法も列挙はしてあるが、ほとんどが英語圏ベースのアプリやホテル、快眠に繋がるグッズなのでちょっと取り入れにくいかもしれない。
しかし、これだけ睡眠の重要性が羅列されると、眠れる眠れない関係なく、”眠ります!”と言ってしまいそう。 -
ハフィントンポスト創設者による、睡眠革命の本。といっても、単に「どうすれば睡眠を改善できるか」が書かれている訳ではない。睡眠不足が現在世界にどれほど蔓延しているか、どれほどの実害が生じているか、といった側面から始まり、著者が幅広く集めた睡眠に関する知識をこれでもかと詰め込んだ本といった感じだ。そのため、全部は読まなかった。
訳者も述べている点だが、第6章は夢の話題だけを取り上げており、これがなかなか興味深かった。それと第3章で「かつてはほとんどの文化において、夜の睡眠は二つに分けられていた」ことを初めて知った。 -
主張を決めて、ネットで探した情報を大量に列挙して物量で圧倒する、非常に悪質な本作りをしている。意味不明の翻訳、誤植もあり、さすが日本経済を代表する日経の系列。目次以外を読む価値なし。
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(後で書きます)
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睡眠の大切さと睡眠不足の弊害が繰り返し書かれています。
ボリュームのある本なので読みごたえはありますが、思ったほどは目新しい内容はなかった。
それにしても睡眠が人間にとっていかに大事かというのはこの類の本を読めば読むほど感じますね。 -
●読後の感想
・国内で出版されている、睡眠本を普段から何冊か読んでいるので、「今更感」な情報ばかりだった。タイトル、本の厚さ、結構期待していたが。
しかし、内容に関しては睡眠初心者や睡眠についてこれから学んでいこうと考えている方にとってはオススメの一札と言えるだろう。
<はじめに>まとめ
★睡眠を犠牲にすることほど愚かな事は無い!
◎毎晩、眠りに身を任せる事は究極の
→「手放すこと」だ
<第1章>睡眠危機の時代
◎睡眠時間が少ないと太る
→グリシンの分泌量(空腹ホルモン)が多くなる
◎鬱や不安がある人は、8割で睡眠障害がある
<第2章>睡眠産業
◎エナジードリンクに依存するな!
→短期間に大量に飲むと、おびただしい副作用に生じる恐れがある(本当の意味で翼をさずかるかも)
<第9章>すべきこと、すべきでないこと
◎夜になるほど、光を暗くすること
→メラトニンの分泌を抑制してしまうから
◎ブルーライトは睡眠の破壊者
→アメリカ人の71%が枕元にスマホがある
◎自分の中にひきこもる
→マインドフルネス瞑想を行おう