マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉 富の追求、ビジネス、処世について ( )
- 日経BP (2017年9月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822255367
作品紹介・あらすじ
バフェットの唯一無二のパートナーとしてバークシャー・ハザウェイを支えてきた伝説の投資家、チャーリー・マンガーの珠玉の名言集。
「今日のバークシャー・ハザウェイを設計したのはマンガーだ。私の役割はいわばゼネコンで、子会社のCEOたちが下請業者として実務を担当してきたのである。」(ウォーレン・バフェット)
「チャーリー・マンガーほど物事を幅広く考えている人間を他に知らない。」(ビル・ゲイツ)
チャーリー・マンガーは、副会長としてウォーレン・バフェットが経営するバークシャー・ハザウェイに長年関わって来た同社不動のナンバー・ツーだ。一般的には「バフェットの右腕」と呼ばれる立場の人物だが、本書を読むと、彼は、それ以上の「バフェットの右腕+左脳」とでも呼びたくなる、もっと重要な存在であることが分かる。 これまで、一般にはバフェットのものとして伝わっていた考えの多くが、実は同時にマンガーのものでもあり、むしろ七歳年上のマンガーがバフェットに多くの感化を与えていたのではないかと思われる節がある。率直に言って、どの考えがバフェットのもので、どのアイデアがマンガーのものなのか、第三者には判別できない。そして、おそらく本人達は区別に意義があると思っていまい。 マンガーは、こうした重要で興味深い人物なのだが、投資の世界で並ぶ者のない尊敬を集める巨人であり、今や資本主義の良い部分のアイコンを一手に引き受けているとさえ言えるバフェットに比べて、世間の彼への注目度合いは不当に低かった。 本書は、バフェットと不可分に重なりながら、同時に一人の男として味わい深い人物でもあるチャーリー・マンガーを、手軽に、しかし、なかなか深く知ることができる、読者に対して、「正直で」「効果的で」「効率的な」本だ……。(山崎元、解説より)
感想・レビュー・書評
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マンガーの投資スタンス、「買ったら持つ」
何故それが良いのか、その為に必要な事は何かが実例とともに語られます。
本来はこれが正解なのでしょう。
ただ、ライフイベントの各種局面で売らざる得ない、庶民の悲しさはまた別の話。
落ち着いた語り口で生き方にも通じる話が展開されます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最も大きな学びは、現金を用意しておくこと。今までは余剰資金全て投資に回そうと考えていたが、投資すべき機会に資金がないということがどれだけリターンの機会を失い、悔しい思いをするかを感じとることができた。余剰資金は暴落時の投資資金として温存しておこうと思う。
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マンガーの考え方がわかる本。
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2023/01/28
2023年3冊目。ウォーレン・バフェットについての書籍は山のようにあるが、チャーリー・マンガーについての本は読んだことがなかった為、購入。
シンプルだが、非常に含蓄ある言葉の数々にメモを取らずにはいられなかった。一読の価値あり。 -
2023年もこの本から
No,43 唯一の法則はない
投資の本を読むより、
100社の盛衰・ビジネスモデルを学び、
それにより永続的な競争優位性の存在を確認する。
会計学・経済学と中央銀行について学ぶ。
年に300社以上の年次報告書を読むこと。 -
バフェットと一緒に投資会社(バークシャーハザウェイ)を運営し、
バフェットが投資家として成功する現在の考え方に大きな影響を与えた、チャールズマンガー氏。
彼の新聞や取材の言葉を通して、彼の考え方を解説。
138フレーズあります。 -
・永続的に伸びる可能性がある良い企業に、株価が下落した割安なタイミングで投資する。
・せっかく下落したタイミングで買えるように常に現金を持っておく。
・株価の上昇は、株を買うのをやめて現金のポジションを積み増せというシグナル。強気相場が最終盤にさしかかる頃には何も買わない。
・あなたがカードゲームをしていて、誰がカモなのかわからないときは、あなたがカモ。 -
マンガーの投資術ではなく、投資や人生の哲学です。
最後に訳者が書いてますが、良いキャリアを築くためのルール
1. 自分自身が買おうと思わないものを売らない
2. 尊敬しない人のために働かない
3. いっしょに仕事をして楽しい人々とだけ働くこと -
天才投資家チャーリー・マンガーの哲学・思考・技術。すべての投資家必読!
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トイレ本。グレートな価格のフェアな会社より、フェアな価格のグレートな会社。読書、考えること、待つこと、決断すること。現金の重要性。銀行と金融の本質。