- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822255978
作品紹介・あらすじ
■なぜこじれる? なぜ炎上? あの会見、何がいけなかった?
「謝罪マスター」が解き明かす「ハッピーシナリオ」の描き方
連日、メディアを賑わしている「謝罪」騒動。日本で誰もが知る企業や大学が、患者の信頼に応えるはずの病院が、ファンに夢を届けるはずのアイドルやアーティストが、深々と頭を下げて謝罪する姿が映し出されています。
では、そうした会見で一件落着、事態が収束するかというと、さにあらず。至らぬ点が指摘されて更なる「炎上」を招いたり、問題が一層こじれて「謝罪劇場の第二幕」が始まってしまうことが少なくありません。
すでに世間には「謝罪マニュアル」的な情報は広まっています。曰く、お辞儀の角度は何度で、頭を何秒下げればよいか等々。企業の研修や広報・危機管理担当者の勉強会も数多く開かれています。しかし現実には「問題解決」できずに途方に暮れる人が後を絶ちません。
そんな「大謝罪時代」をいかに生き抜いたらいいのか。
吉本興業で35年、数多くの「謝罪会見」を仕切り、あらゆるトラブル対応に当たってきた「謝罪マスター」竹中功さんが、その極意を書き下ろしたのが、本書『謝罪力』です。
■謝罪は「目的」でも「ゴール」でもない。
イカリ(怒り)をリカイ(理解)に変えよう
謝罪マスター・竹中功さんは言います。
――トラブルに直面した時、とりあえずマニュアル通りに深々と頭を下げておけば、何とかなる。やりすごせると思っていませんか。残念ながら、それは大きな間違いです。
謝罪は「目的」でも「ゴール」でもありません。直面する難題にも慌てず、謝罪の先に「ハッピーエンディング」を見定め、その実現のための「シナリオ」を描き、誠実に実行する。そんな「謝罪力」は「より良く生きる力」に他なりません。「イカリ=怒り」を「リカイ=理解」に変え、より良い関係を築く。そんな力を鍛えていきましょう。本書には様々な「事例」を盛り込みました。「その時、自分ならどうする?」。そんな気持ちで読み進めてください。
感想・レビュー・書評
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どちらかと言えば、企業としてミスしたときの謝罪にフォーカスされていた。身近な人への謝罪を想定してたので少し違ったな……
イカリをリカイに変える
大事なのはコミュニケーション力、共感力、謝罪力
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「最近の記事は推敲されないから誤字が多い」と書かれているページに誤字があり、説得力が急に無くなった。
もう少し自分にも落とし込みやすい内容を期待していたが、最後の方にチラッとあるだけだった。
謝罪マスターと自負してるのもなんだかなぁ…と思ってしまった。 -
なるほどねぇ
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仕事でも家庭でも「問題解決」に役立つ本
https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/19/P55970/ ,
https://www.mdnboys.com/ -
2019年8月5日読了。謝罪のプロ、という著者による2作目。2018年に世間を賑わせたアメフト部やアイドルによるセクハラ事件などかろうじてまだホットなトピック(記憶の風化は早い…)も扱われておりフレッシュに読める。謝罪で重要なのは「ゴールを設定する」こと、謝罪を経て相手および自分はどのようなハッピーな状態を目指すのか、を設定し関係者で共有することが重要、という視点には頷かされる。初動は大事だがとにかくケースに応じて対応も異なることだし、テクニカルな対応ばかり心がけていては駄目、ということなのだな…謝罪が必要な局面となると焦りもあり冷静にことを進めるのは難しいが、それゆえ専任の担当を付けたり自分の中に冷静な目を養うことも必要なのかな。著者は吉本でコンプライアンスを長年担当していたというが、そちらの方に対してはどうだったのか、も気になる。