基本から学ぶソフトウェアテスト

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  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822281137

作品紹介・あらすじ

バグのないソフト開発のためにプロフェッショナルの技を極める。世界で最もたくさん読まれているソフトウェアテスト技術の決定版的教科書。

感想・レビュー・書評

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  • 発売直後ぐらいに購入した本。当時はテスト業務に始めて参画し、ソフトウェアテストがどういうものか把握しようと購入した本。
    買った頃はソフトウェアテストを網羅したほぼ初といえる書籍。当時としては画期的だった。
    テストとはどのように進めるものかから始めて各種テストの紹介、テストチームの役割を解説しており、実務から入るのと同じような道筋で理解ができる。
    今となってはもっと読みやすい本、専門書があるので、それぞれ向けの本を読んでいただいた方がいいが、今のソフトウェアテストの情報が得られるようになった上での一里塚、なんだろうなと思う。

  • ずいぶん前に購入。つまみ食い。
    もう読まないのでソフトウェア検証部にあげた。
    20/8/24

  • 資格勉強向けに購入したが、思ったより実践寄りで開発者も一度は目を通してもいい内容。
    テストとは?という解釈が各チームや会社で異なっているケースがよくあるので、もっと広まればいいなと。

  • 14年近く前の本だが、今読み直しても学びがある。良いプロダクトのためのテストという視点が貫かれており、テストエンジニアだけでなく、プログラマーにも理解しやすいと思う。

  • テスターの入門書。理想のテストのあり方ではなく、テストの現場(時間・精神的に追い詰められやすい)向けに書かれている。
    テストの目的はバグを見つけること!を前提にテストの必要性や段階別のテストのポイント、人間関係やレポートなどを取り上げている。
    分厚い本の割りに読みあたりが易しく、大事なことは何度も書いてあるので分かりやすい。
    プログラマーを追い詰めない為のレポートの注意点など、ありがちな人間関係を円滑に進める方法も載っている。

    <1~6章読>

  • この本は凄い。

    ソフトウェアテストの教科書を目指して書かれたようだが、確かに開発言語や環境によらない、ソフトウェア開発にまつわるエトセトラが網羅されている。

    圧巻は巻尾75ページ(!)にまとめられた、「良くある不具合」一覧。これは自分が試験項目を作る際のチェックリストとしてリファレンスしたら、きっとありがたい発見があると思う。

    原著の初版が1999年ということで、もう一昔も前なのだが、それでも95%くらいの内容は今でも有効だと思う。JavaだろうがHTML5だろうがなんだろうが、入力値チェックは必要だし、境界条件も変わりはしない。もちろん言語や環境個別に注意すべきポイントはあるが、それは応用の話であって、まずこの本を読んでテストのなんたるかを知った上で、個別のトピックを学ぶ方が結局「正しいテスト」ができると思う。

    というわけでかなり良い本だと思ったのだが、ちょっとだけ文章がいかにも海外の技術文書的というか、オライリー的というか、書き込まれている分、全体の中の位置づけが見えにくくなる時は感じられる。

    でもそれは図解が多くて字も大きい、親切な日本の技術書に慣れてしまった自分の問題かもしれない。

  • 思い起こせば、この本の出版がきっかけになって、今日のソフトウェアテスト業界があるのではないでしょうか。

    当時、ソフトウェアテスト全般について勉強できる本は存在しなかったように記憶しています。

    本書の素晴らしいところは実践的なところだと思います。何と言っても序文に「この本が対象にするのは、必ずしもみんながルールを守らない、または守るつもりがないときのテストの進め方だ。」と書いてあります。そう。それが知りたかったんだ!と膝をたたいた人も多かったことと思います。

    # 私もこの翻訳プロジェクトにちょっとだけ参加させていただき、非常に良い勉強になりました。

  • 内容は古いが、ソフトウェアテストの技法・管理だけでなく障害管理の内容も書かれていてとても貴重。

  • 文章が非常に多く読み込むのは大変だけど,内容はソフトウェアテストについてひと通り書かれている.

    ただし,ソフトウェアテストについて初めての人が読むと,その文章量と内容によってハードルが高いかもしれない.

  • 第1章は分かりやすく、なぜ、これまでこの本を読まなかったのだろうと反省した。

    第2章になって、急に分かりにくくなっている。

    全入力試験の目的を特定のものに限定して話しを進めているのはなぜだか分からない。
    全入力試験は、特異値や境界値を求めるための手法の一つで、全入力試験を何度も繰り返すことが目的とは限らない。あるいは、負荷試験として全入力試験を行い、どの程度の負荷が試験条件として好ましいかを探ったりすることがある。
    また、全入力試験の時間を見積もり、全入力試験を繰り返すかどうかを検討するのにも用いる。
    よくある例でも3つある。ここで議論の対象にしているのはどれでもないような気がした。 なぜなんだろう。

    プリンタ試験では、日本語環境での考慮事項を訳者補足しているのは嬉しい。訳本で,日本語化の過程で、格段に誤りが減り,内容がよくなることがしばしばあります。日本の技術者の努力が、なかなか正当に評価されないのは残念です。本書も,訳者の努力があちこちに見受けられるが,訳者一覧が書籍に掲載がないのは残念です。

    ひとまず本書に掲載している試験は軒並みやってみて、優先順位をつけながら、足りないものを考えるのがよいかも。その際,HAZOPは必須だと思いました。

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