- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822283582
作品紹介・あらすじ
本書では、UMLを使い、ユーザー要求をどのようにモデルに落とし込んでいけばよいのか、その手順とポイントを基本から丁寧に解説。正解と言い切るのがむずかしいモデル作成にあって、より良いモデルへ導いていくための道筋をしっかり伝授。
感想・レビュー・書評
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古典ですね。
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良いモデルは正しい知識から生まれる
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ITの表現技法で、設計者には通らなければ道の1つ。
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読書メモ:UMLモデリング入門
2012/11/12(月)〜11月19日(月) 6日間200分程度
思考方法などけっこう熱く語られている。しかしこちらとしてはそこまでは必要ないな。
ざっと読んだのでもう読まなくてもよいかな。
UMLはシステムを記述するために、複数の要素の動きを説明するために用いるらしいと言うのは事前の想定と異なった視点だった。分かりやすく説明するための視座=ビューによって図の書き方が異なるというのも、想定と異なったとらえ方だった。
・システム思考とは全体を見る態度。逆は、全体を要素に分解した上で決定論的に説明。
・モデルの視点=ビュー
1つのモデル(図)は1つの視点で書くようにする。
[more]
モデリングに必要な3つの側面
機能モデル、データモデル、状態遷移モデル
静的側面:オブジェクト図、クラス図
機能側面:ユースケース図、シーケンス図
動的側面:状態遷移図、タイミング図
(物理側面):配置図、コンポーネント図
UML2.0:13種の図
ユースケース図: 人の線図=スティックマンで表すアクターのアイコン
シナリオはインスタンスレベル。ユースケースは型レベル。抽象度が一段上。
シナリオは、A,Xとかではなく具体名で書いた方がよい。
XYZ公式
ユースケース全体を「(顧客/施主が)Zするために、(システムが)YをXする」と書く。
do X by Y in order to Z
4枚カード問題
4枚のカードのうち、何枚あければルール徹底がわかるか?
1: E K 4 7 母音なら裏は偶数 → E,7
2: ビール飲む コーラ飲む 22歳 16歳: ビールは20歳以上 →ビール、16歳
人は2は正解するが1はわからない。
要求記述文書の構成として有名なテンプレート
ボレーレアプローチによる要求文書テンプレート
http://wiki.livedoor.jp/okey200808/d/%CD%D7%B5%E1%C4%EA%B5%C1
要求のモデル化の例
1:期待の整理=インタビュー
2:リッチピクチャ=インタビューメモから漫画的な画を描く。
3:基本定義: 合意できそうなものから1,2個の基本定義を作る
CATWOE(キャットゥー): Customer, Actor, Transformation(システムの変換機能), Weltanschauung(価値基準), Owner(施主), Environment
4:基本課題:現状(as-isモデル)とあるべき姿(to-beモデル)の差を課題とする
原要求の記述
記述方法としてのIEEEテンプレート
Concept of Operations http://www.metabolics.co.jp/SoftwareProcess/ConOps.html -
モデリングとはごちゃまぜを片付いたように見せることだと。
UMLを使ってのモデリング解説。 -
「入門」と名付けられているものの,さらに易しい本を使って UML に含まれるチャートをひと通り概観した後に手にするとよいかな,という印象。クラス図,オブジェクト図,ユースケース図といった概念モデルを中心に取り上げている点で物足りなさを感じるが,個々のチャートが指向しているものは何か,どのような点に注意してチャートを描く/読めばよいかを懇切丁寧に説明している点で良書である。
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難しい。
モデリングの本を読むのはこれが初めてだが、やはり難しかった。モデリングを実際にやってみるとわかるが、結果として作るモデルにこれといった正解がない。唯一の答えがあるわけではなく、答えと思われるものが無数に考えられる。モデリングの対象は1つだろうが、それを見る視点が複数あって、経験がまったくないうちは、よいわるいの判断基準もよくわからずどの視点を選ぶべきか迷うことが多い。
第1章の「モデルが表現するもの」が、初心者には最も役に立った。 -
システムを説明する際、的確に要件を定義し、プログラム仕様を決定するために利用するモデリング方法に関する本。
モデリングとは、ある特定の視点で整然とした動きを説明する技法である。特定の視点に限りわかりやすくモデル化することで人間が理解しやすい形にする。その代償として、他の視点からそのモデルを見ると混沌としている・ほしい情報がでない事になる。
複数の視点から特定のシステムを見る場合にはその視点の数だけモデルを作る必要がある。
本書ではそのモデリング方法でUMLに関して説明している。