誰もが知りたいQアノンの正体 みんな大好き陰謀論II

著者 :
  • ビジネス社
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本棚登録 : 77
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828422732

作品紹介・あらすじ

現代アメリカを覆う、Qアノン陰謀論の謎の真実に迫る!  

ベストセラー『みんな大好き陰謀論』(2020年7月刊行)の第2弾!!

「裏の裏」を読むリテラシーを身につけよう!

感想・レビュー・書評

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  • 難しすぎてもう無理。
    陰謀論は好きだけど、思ってたのと違った。
    夫にバトンタッチ

  • Qアノン全然知らなかったけど、勉強になりました。
    アメリカのメディア事情が良くわかった。

    • yosukenaitoさん
      ありがとうございます。
      ありがとうございます。
      2022/12/07
  • 発売後に生まれた運動「反ワク」も判るのが本書
    誰でもQアノンになる環境がネット社会の現代
    リアルタイムに本書の世界を流されてきたアタクシには、書かれている内容が乾いたスポンジに吸われる水のような感覚( ̄ー ̄)
    なお、ミラクルミラクルソリューション(MMS)漂白剤の薄めた物が新型コロナウイルスの治療薬だと信じて飲む・勧める人はQアノン支持者だと内藤先生は言う・・・今時ねー・・・tweet検索・・・おるがな❗️

    • yosukenaitoさん
      レビューをお書きいただき、ありがとうございました。
      レビューをお書きいただき、ありがとうございました。
      2022/12/07
  • Qアノンという存在をこの本で初めて知った。
    自分で答えにたどり着いたとみせる、謎解きのような浸透戦略はすごい。

    • yosukenaitoさん
      ありがとうございます。
      ありがとうございます。
      2022/12/07
  •  一部のネットで盛り上がっている、陰謀論の元というかキーワードである「Qアノン」とは、何かについて考察した本。
     世の中に陰謀は絶対ないか、といえばそんなことはなく、必ず陰謀は存在する。
    が、米国大統領選挙は集計マシーン製造業のドミニオン社が操作した不正選挙のためにトランプが負けた(ドミニオン社には不正の事実がなかった)とか、このドミニオン社は民主党に牛耳られている(民主党だけでなく、政治献金や人を雇うなど共和党にも行っており、中立を保っている)とか、ファクトチェックをちゃんとすればわかるようなことを、調べる時間がない人向けにもわかりやすくまとめてありました。
     QアノンのQは、Qアクセス権限という、機密情報の最高のアクセス権限を有している人を「Qクリアランス」といい、一方、アノンは「アノニマス」の略で、昔の2チャンネルの投稿者の「名無しさん」と同じ意味。ただ、アノニマス自体は、匿名の掲示板を利用する表現の規制や情報統制に対して、様々な組織や個人に抗議する個人が「アノニマス」を2006年頃から自ら名乗っており、最近出てきた「Qアノン」とは別物です。
     今までの陰謀論は、○月×日までに△△が起きる、と予言めいたものが多かったのですが、Qの投稿は読者に問を掛けて、読者がリンク先をクリックして先を確認するよう誘導しており、まるでパズルを解くかのようになっているのが特徴。Qの質問の通りに調べていくと、多くの人が知らない世界を垣間見ることができる、そう思わせ、巧みに人々を誘導し、そうか世界はそうなっていたのか、と気づくように仕向けるところが新しい。
     ネットの検索は、キーワードにより偏りが出てくるため、客観的じゃないのは周知の事実ですが、似たような思考の持った人たちのSNSなり、ブログなりばかりが表示されるとどんどん「たこつぼ化」していくので、それによりハマる人がでてきてしまうという現象と分析されていました。自分で調べて、なるほど!と達成感が得られる点が、ネット社会特有の陰謀論ともいえるでしょう。 ネットでわいわいやっているだけならいいのですが、信じ切ってしまった一部の純粋な人が、破壊行為に及んだり、人的被害も出てきたりしていることもあるので、カルトは怖いですね。
     もう「あちら側に行ってしまった人」は放っておくしかないので、ネットに左右されず、自分の軸をしっかり持つ必要性を感じつつ、面白かったけど、すかっとはしない、なんとも言えない読後感でした。

    • yosukenaitoさん
      ありがとうございます。
      ありがとうございます。
      2022/12/07
  • ●ドミニオン社。(日本では選挙用機材を独占的に提供しているムサシの陰謀がささやかれています。)は、トランプが当選した時から使われている。
    ●そもそもドイツにあるサーバーを米軍が差し押さえられるという考えがナンセンス
    ●反差別を錦の御旗として、「政治的な正しさ=ポリティカル・コレクトネス」の名のもとに、一般の人の感覚では首を傾げざるを得ない表現規制が横行していきます。
    ●連邦議事堂襲撃事件はアメリカの国体を揺るがす大事件。日本で言えば、皇居に暴徒が侵入したイメージ。過去に昭和天皇が狙撃された虎ノ門事件では、山本権兵衛内閣は責任を取って総辞職した。

    • yosukenaitoさん
      ありがとうございます。
      ありがとうございます。
      2022/12/07
  • 書評はブログに書きました。
    https://dark-pla.net/?p=2075

    • yosukenaitoさん
      ありがとうございます。
      ありがとうございます。
      2022/12/07
  • 世間を賑わす「〇〇はXXのせいだ!!」と単純理論で喝破する論調(陰謀論ほか)の真実性に疑問を抱いている(であろう)著者が、真偽検討の一助として 欧米各国で流布された陰謀論を題材として豊富な具体例を提示して論じていく本の第2弾。
    抽象論と具体論の狭間で展開されているように思え、とても読みやすかった。

    世の中のニュースで頭の体操をしたいアナタへオススメ

  • 「主張」の仕方が。教えでなく「自分で得る」感爆裂。そりゃハマるよね

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著者プロフィール

1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究・著作活動を続けている。

主な著書
『なぜイスラムはアメリカを憎むのか』(ダイヤモンド社)、『中東の誕生』(竹内書店新社)、『外国切手に描かれた日本』(光文社新書)、『切手と戦争』(新潮新書)、『反米の世界史』(講談社現代新書)、『事情のある国の切手ほど面白い』(メディアファクトリー新書)、『マリ近現代史』(彩流社)、『朝鮮戦争』、『リオデジャネイロ歴史紀行』、『パレスチナ現代史』、『チェ・ゲバラとキューバ革命』、『改訂増補版 アウシュヴィッツの手紙』、『日韓基本条約 シリーズ韓国現代史1953-1965』、『アフガニスタン現代史』、『龍とドラゴンの文化史』(えにし書房)、『みんな大好き陰謀論』(ビジネス社)、『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』(扶桑社)、『世界はいつでも不安定 国際ニュースの正しい読み方』、『今日も世界は迷走中』(ワニブックス)、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.1 戦前編』、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』(日本郵趣出版)、『誰もが知りたいQアノンの正体(みんな大好き陰謀論Ⅱ)』、『本当は恐ろしい! こわい切手』(ビジネス社)、『現代日中関係史 第1部 1945-1972』(日本郵趣出版)、『現代日中関係史 第2部 1972-2022』(日本郵趣出版)。

「2024年 『キュリオマガジン2024年3月号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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