七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ! (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 212
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829117538

作品紹介・あらすじ

こんちは!オレ、マーガスって言います。ドラゴン棲息地帯にほど近い、このフランの街で生まれ育った十五歳。ツルッパゲの悪友・ジャンと遊んで暮らすしがない暇人-だった。昨日の夜、あのチラシを見るまでは。でも、今日からオレは武器屋『エクス・ガリバー』のオーナーの一員!!うぅ、燃えるぅ!だけど、一夜明けて出勤してみたら、なんだか様子がおかしい。…ええっ、店内にろくな武器がない!?ロコツに怪しいオーナー募集告知に引き寄せられて集まった個性豊かなオコサマ七人が、ノリと情熱で経営に体当たり。第十七回ファンタジア長編小説大賞佳作のお気楽起業ファンタジー、オープン。

感想・レビュー・書評

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  • あちこちで評判だったので興味を持つ。
    評判だけあって、ライトノベルながら結構面白い。起業ファンタジーと位置づけかたも面白いが、TSUTAYAがあったり、取り入れ方が斬新。著者の言葉としては「間違ってもいいから、思いきって環境を変えてみると自分の新しい一面が見えてくるかもね」というメッセージをこめているそう。一歩歩き出してみな!ってな感じだろうか。

  • 何年か前、何か面白いラノべはないかと本屋を物色しているとき、直感で買った。
    大当たりだった。
    たしかに、この小説は技術的にはそれほど優れているわけではない。
    だがそれを補ってあまりある魅力がある。
    友情もの、ファンタジー冒険もの、青春ものに弱い人には是非進めたいタイトル。
    僕が読んだ全小説の中でベスト1。
    ラノべに限らず(といっても小説はほとんどラノべしか読まないのだが)、どんな名作やベストセラーよりも良い。

  • 4-8291-1753-2 c0193¥620E.

    富士見ファンタジア文庫
    七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!

    2005年9月25日 初版発行

    著者:大楽絢太(だいらく けんた)
    発行所:富士見書房

    イラスト:今野隼史

    ■第17回ファンタジア長編小説大賞 佳作受賞作

  • さすがに富士見ファンタジア大賞佳作だけのことはあり、キャラクタが生き生きとしていて話も面白い。
    素人の子供ばかりの七人が武器屋のオーナーになるが、当然うまくいくはずも無く、様々な困難に巻き込まれる。(そもそもオーナーになるという話自体が罠)
    そして困難を乗り切っていく過程で絆が…という王道展開だが、またそれがキャラクタ性とも相まってなんとも心地が良い爽快感がある。
    大変楽しい作品。

  • ずっと買うか買うまいか悩んでやっと入手しました~
    10年以上前の作品ですが…。どうも9巻くらいまであると今わかって後悔してます。続きは読んでから考える。

  • さすが隠れた名作。若者が起業してちゃんとお金やりくりしたり市場調査怠って酷い目みたりと地道な苦労しながらも、もちろんキャラの立ったファンタジーラノベのノリなので色々楽しめる。

  • 期待通りというかの1冊でした。
    最近の「ラノベ」は、表紙が女の子ってのが大半で、
    ハーレム系のエロゲーのようなのがあまりに乱発していて
    (そういう中にも良作はありますが)
    うんざりしている中で久々に昔の少年漫画のような匂いのする、
    「少年小説」でした。

    勿論、可愛い女の子達も出てきますが、
    それをエサにしているものでないので、中々出来のいい
    RPGをプレイしてるような感覚でした。
    7人の、と銘打ってるだけに、7人それぞれにそれなりに
    見せ場があるのもいい。

    勿論、今回物足りないキャラもいますが、
    ちゃんと続刊も出て完結までいったようなので、
    入手できそうなら続きも読みたいです。

    …というか、うっかり最初に手にしたのが3巻目なので、
    少なくとも繋がるように読みたいです…

  • マイナーゆえにあまり評価されていないけど、オレ的には最高の一作だった。熱く笑えるファンタジーの青春を読みたいならこれしかない

  • 登録日:8/25
    図書部員推薦

  • 主人公たちの経営するのが「武器屋」ということを除けば割とよくある話のような気もする。ドタバタと武器屋のために奮闘する7人のお話。

     各キャラなかなかにいい個性を持っているけれども、7人もいるうえ、加えて毎度の新キャラも登場するため、メインの主人公とヒロイン以外の描写がどうしても少なくなってしまい影が薄くなりがちな所がネックだろうか。

     富士見節(↓※参照)も顕在だが、まぁ慣れるとこれもアリかなとか思ったりもする。

     え?もう2か月経ったの?みたいに時系列が飛ぶことが結構ある。でもその分主人公たちもしっかり成長しているので言うほどテンポは悪くない。

     なによりだらだらと延びずに「シリーズとしての終わり」にしっかりと近づいていく展開はかなり好感が持てる。


     確実に「読んでて楽しい」とは思える1冊。迷ってるなら買いで、迷ってなくても手にとってみてなじむようなら買ってみるといいかと思います。



    ※富士見節…勝手に命名。富士見ファンタジアによくある
    「う~ん、これはいつ読んでもやはり赤面モノwww」
    「なんというあからさまな伏線www」
    「なんと主人公には秘められた力が!才能が!」
    「いや、お前ら短期間で強くなりすぎだろwww」
    といった感じの言いまわしや展開。よくいえば王道、悪くいえばベタ、中二病。

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著者プロフィール

第17回ファンタジア長編小説大賞〈佳作〉受賞作「七人の武器屋」でデビュー。ほかの作品に「テツワンレイダー」、「BIG-4」などがある。

「2023年 『異世界ドロンジョの野望』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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