スプライトシュピーゲル III いかづちの日と自由の朝 (3) (富士見ファンタジア文庫 136-10)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829119730

感想・レビュー・書評

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  • この巻で一番がんばったのは水無月かな。強固な組織ほど、内部から揺さぶられると弱い。

  • スプライトシュピーゲル3巻を読了。山猫チームを操作して陽動として使用する間に、独自の転送網を作り上げるトラクルおじさんの外道っぷりときたら!オイレン3巻は「人格改変プログラム」と特甲児童の過去について掘り下げ、スプライトではあくまで発生した事件について描写したという印象。

    3巻はスプライトのほうが抜群に面白い!一般人たる冬馬と治安部隊の小隊長たる鳳との相互理解とすれ違いのお話も、また冬馬と水無月の友情も、とても良いドラマになっている。そして4巻以降は、特甲児童たる少女たちの成長ドラマがより深く描かれるのだ。…が、続きがまだ出ないw

  • [2013.11.05]

  • どうにもオイレンよりもスプライトのほうが好き。
    編集が違うからなのかな

  • 濃厚な24時間の話。

     いろいろと伏線が解けていくのが楽しいですね。

     しかし、捕まった彼がこのままのはずはなく、次巻に期待。

    赤ずきんちゃん、凄すぎ!!

  • 高官暗殺から始まったMSS要撃小隊の長く熱い24時間。冬真、水無月の少年組が大活躍、特に水無月が素敵だった。クライマックスのリヒャルト・トラクルの逮捕劇において満身創痍の妖精たちのとった行動の描写は彼女たちの強い意志を感じさせるもので、とても印象的。オイレンシュピーゲル参とのリンクもあるのでこちらも一緒に。

  • 戦わないことにこそ、彼女たちの戦いがある。

  • 今巻は戦闘よりも登場人物達の想いと心理戦が中心。内通者の正体は中盤からうすうす察しが付いていたので、分かった瞬間は少し虚しくなりました。それと鳳が冬真をどう思っているのか明らかになるのですが、羨ましいようでもあり、前途多難なようでもあり…。見届ける者としての使命も大切だけど、僕としては終盤自らの覚悟を示した鳳たちに、次こそかっこいいところを見せてほしいとも思います。次巻も期待。

  • 冬真くん!
    今回はがんばってます!

  • 2010 12/4読了。書泉ブックタワーで購入。
    オイレン3巻の最後の短編で起こっている事件についての、スプライト側での話。
    水無月が格好いい巻。
    オイレンの吹雪は涼月との絡みばっかで他2人にはドライだけど、冬馬はヒロイン3人それぞれと絡みがある、ってのがスプライトとオイレンの大きな違いかなあ、とか思ったりもした。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

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