フルメタル・パニック! 3 揺れるイン・トゥ・ザ・ブルー フルメタル・パニック! (ファンタジア文庫)
- KADOKAWA (2000年2月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829129531
作品紹介・あらすじ
うだるような夏。ちょっとした冒険もなく、ロマンスもなく、ひたすら生徒会の雑務に追われる千鳥かなめの夏休みは、そのひと言で激変した。「ふたりだけで、南の島へ行こう」世界最強の戦争ボケ男・相良宗介らしからぬ突然の誘い!戸惑いながらもかなめはときめきを隠せない。だが、それは甘酸っぱいひと夏の出来事であるわけもなく、命がけのスリルと恐怖への特急券であったのだ!危険な化学兵器解体所を襲った"猛毒"と呼ばれる朱い鋼鉄の悪魔が、宗介とかなめを追いつめていく!テロ事件の裏に潜む巨大な陰謀!そしてふたりに、残忍な殺人鬼は迫っていた!!お待たせっ!超人気シリーズ、ファン待望の書き下ろし長編。
感想・レビュー・書評
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宿敵と占拠と潜水艦の話。シリーズ六冊目、長編第三弾。パサデナとの交戦では専門用語と造語が入り交り、脳が消化不良を起こしかけたものの、閉ざされた空間での事件譚は好物で、シリーズ今までの中では一番緊迫感があって面白かった。終わり方も気持ちがいい
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フルメタ長編3巻目。十分面白い1、2巻目を遥かに越える面白さ。
短編にも通じるようなフルメタらしいギャグを上手く交えたはじまり方から、閉鎖空間下での絶体絶命の状況までを綺麗に書ききっている。終盤のLCでの「かなめ」の台詞から先は、文章自体にもスピード感があり、息をつかせぬまま一気にクライマックスまで持っていかれた。テーマ的にも今までは良い方向に作用してきた宗介の真面目さをここにきて悪く作用する話にしているため前作までとは違った魅力もある。
なお、この巻を書く上で賀東先生は軍隊物のアメリカ映画を見直したのかと思わせるような「それっぽい」展開や台詞回しもフルメタの世界観に効果的に作用していると思う。 -
ついにガウルンとの闘いが決着。
島での戦闘が終わったあともう一山ある盛り上がる巻です。 -
面白い
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宗介が珍しく感情的になっているのが印象的だったな。今までの宗介だったら任務の向き不向きなんて考えるような事はほとんど無かったのにな。それだけガルウンとの因縁が深いということか…
そして今回はミスリルという組織がどのように構成されているのかが若干だけど判明した。正規軍で問題児を集めたような組織というのは相当に大変だな。今回みたいな事もある。
[more]
今回はカッコいいテッサの姿が読めたのは良かったな。艦長としての役割を見事にこなしている姿はカッコよかったね。かなめとの仲もなんだかんだ言って良くなったようだし、今後に期待だ。 -
フルメタは、短編のドタバタも嫌いではないけど、やっぱり長編だよなと思った1冊。今のところシリーズの中で1番好き。
序盤のコメディな感じを忘れてしまうくらい、中盤からの緊張感や盛り上がりがすごかった。今回は宗介やかなめなどの主要人物だけでなく、デ・ダナンの乗員達の気性や個性も見えてきて、よりシリーズの世界観に踏み込めた気がした。とはいえ相変わらず三角関係にはやきもきさせられる…。そういうとこのバランスは本当にうまい。
1冊でも十分面白いんだけど、今後に繋がるであろうものもちらほら。とりあえず気になるのはカリーニンとミスタ・Zn。嫌な予感が当たりませんように…… -
うだるような夏。ちょっとした冒険もなく、ロマンスもなく、ひたすら生徒会の雑務に追われる千鳥かなめの夏休みは、そのひと言で激変した。
「ふたりだけで、南の島へ行こう」世界最強の戦争ボケ男・相良宗介らしかぬ突然の誘い! 戸惑いながらもかなめは、ときめきを隠せない。だが、それは甘酸っぱいひと夏の出来事であるわけもなく、命がけのスリルと恐怖への特急券であったのだ!
危険な化学兵器解体所を襲った“猛毒”と呼ばれる朱い鋼鉄の悪魔が宗介とかなめを追いつめていく! テロ事件の裏に潜む巨大な陰謀! そしてふたりに、残忍な殺人鬼は迫っていた!!
宿敵との決着を描く絶体絶命の超展開! -
やっぱりフルメタの長編大好きだー!個人的にはアニメも見ていたせいか、ガウルンの存在が大きいんだけど、作品の雰囲気を一気にシリアスな方向に変えるだけのインパクトがあって魅力的!
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潜水艦がジャックされる話で。ドキドキ。