ダブルクロス01 ファースト+ぺイン (富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • 富士見書房
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本棚登録 : 75
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829134856

作品紹介・あらすじ

何も変わらず繰り返される退屈で平凡な日々。だが世界は既に変貌していた-。未知のウィルス"背教者"。人間の遺伝子を書き換え、感染者を"超人"と変えてしまう恐怖の細菌によって!人との積極的な関わりを避ける少年・一ノ瀬玖郎は、謎の男から強引にレネゲイドウィルスに感染させられる。身も心も怪物と化し、本能のままに暴れる玖郎。その彼を救ったのは一人の美少女だった…。「僕のことはどうでもいいよ」「ふむ、しかしそれが私の生きかたなのだよ」玖郎はその少女・陽菜とオーヴァードとして生活する方法を学んでいくのだが…望まぬ力を持ってしまった少年たちの戦いを描く青春アクション開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 普通のラノベ
     秘密組織の設定は安易すぎ。ウイルスからの変異も。
      
     話は学園ものとして淡々と進みます。

    普通のラノベだけど、直前に読んだ別作品と情報量の違いに愕然、物足りない。

  • 王子が何を書いて見せてくれるのか、それに興味があったためだけにこの本を手に取りました。

    世界設定への忠実さ、それは『良くも悪くも』って言うべきなのでしょうが、
    私はどちらかというと好意的に捉えました。
    世界観を無理矢理どうこうしたための歪みなどは、一切ありません。
    本来ならシステムが補い、プレイヤーが基本知識として持っている部分。
    それを小説という形で、読者にも無理なく受け入れて貰おうとする工夫が見られて、世界の表現としては大変好印象でした。

    DXプレイヤーですので、
    そりゃ普通の展開なんてこれでもかってほど繰り返しています。
    それでも――それだからこそ、かな?
    キャラクターが持つ過去の傷、それによる痛みと拒絶は、私の意識に鮮烈に響きました。

    キャラクターの心情表現はとても緻密です。
    王子は何がキャラクターにとって痛みになるのか、非常によく判ってると思います。
    これが小説であるために、キャラクターの立ち回りはより激しく。
    実際のプレイを彷彿とさせる部分もあり、知識のある人間としてはにやりと出来ます。

    キャラクターに投入するタイプのプレイヤーなら、この本を楽しめるかもしれません。
    イベントを文字として読み進めるのではなく、
    物語をなぞると思って読み進めれば、この本はとても心に響くでしょう。

  • 面白かった!昔の正統派富士見ファンタジーな雰囲気がそこはかとなく漂ってる気がする。変に飛んでない落ち着いた感じが好きだな。

  • 小説の元になったTRPGシステムダブルクロスのデザイナー矢野俊策先生自ら書かれたダブクロ小説です。

    ダブルクロスの世界観を伝える王道なストーリー展開に、データが待ち遠しい設定がちりばめられています。

    やはり片手異形化は燃えますね。
    あとUGNチルドレンの転校初日はああでないといけません(笑)

  • 失礼を承知で正直なことを言うと、表紙や口絵から受けた印象が「ペルソナ?」だったワケですが(笑)。あ、でもペルソナ遊んだことないや。

    そんな第1印象とは関係なく実際読んでみるとリプレイに近い印象で、心に傷を持つ主人公が成長していくというまっとうな成長ものといった風情。陽菜のキャラクターがいろいろな意味でおいしいです(笑)。
    読み進んでいるうちに武装錬金とかいう単語が脳裏をよぎりますがまぁ、その辺気にしてたらキリがない気がするので華麗にスルー。

    1巻めということもあって、わかりやすさ優先のお話なのでダブルクロスがはじめてと言う場合でも読みやすいんじゃないかな。

    リプレイからのゲストに彼女が登場してるのはファンにはご褒美かも(笑)。多分一番人気なんだろうなぁ。他のキャラも出てくるのかと思うと今後が楽しみだったりもします。

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著者プロフィール

「ダブルクロス」メインデザイナー。他の代表作に「グランクレストRPG」(富士見ドラゴンブック)など。

「2015年 『ダブルクロス The 3rd Editionデータ集 ヒューマンリレーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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