漂う書庫のヴェルテ・テラ2(富士見ファンタジア文庫)

著者 :
  • 富士見書房
3.55
  • (0)
  • (6)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 69
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829134894

作品紹介・あらすじ

『聖堂を、倒したい』かつて心に決めた誓い。そのために星導を極める。世界を滅ぼすことすら可能になる、究極の星導術を。究極の星導術が記された「五賢七書」を求め、万巻の書と呼ばれる口の悪い少女レジィナと旅を続けるジグウォルは、刺客に襲われる。目的は一体何なのか?今は"聖堂"の敵となったジグウォルを狙ってのものなのか?敵の狙いを測りかねるジグウォルの前に、密命を帯びた聖堂騎士リシェルが現れる。共に旅をするはめになった3人だが、レジィナとリシェルはジグウォルを挟み、事あるごとに火花を散らすことになり-。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 封入のFunFunファンタジアには「幼馴染と幼女の三角関係」帯には「超絶口の悪い本の精霊vs勝気な幼馴染の全面戦争!?」・・・どんなアオリか(笑)・・・内容は、多少合っていましたケド。

    今回、前巻でははっきりしなかったジグウォルの過去と、恩義のある聖堂に敵対する想いが垣間見えます。
    そして、レジィナとの出会いに関しても描写が(完全に巻末近くですが)あったので、レジィナの『目録』の意味が解りました。

    まぁ、なんにしてもアオリ文句に在るように、船内でのレジィナとリシェルの対決が楽しかったと言うか、前巻同様レジィナが素直になれないところが可愛らしいと言うか、前巻名前だけ出ていたアンジェリナ女王がどう絡んでくるか、楽しみが増えました。

    新たな五賢七書も手に入り、目的に近づいたジグウォルが、今にも単身攻め込むような、物語の中盤クライマックスと思える終わり方で次巻に続きますが、五賢七書が揃ってないことや、まだまだ不明瞭な聖堂に敵対する真相が触れられていないので、まだまだ期待できそうです。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

2006年、第18回富士見ファンタジア長編小説大賞にて「戦鬼」で大賞を受賞。

「2015年 『魔弾の王と戦姫 8』 で使われていた紹介文から引用しています。」

川口士の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×