ヘルカム！２ 地獄を嫌いになってね、おにーちゃん？ (富士見ファンタジア文庫 や 6-1-2)

著者 : 八奈川景晶

• 富士見書房 (2011年5月20日発売)

作品紹介・あらすじ

「伊織…義貴お兄ちゃんのしたいこと、何でもさせてあげるよ?」「われも義貴さまをお慕い申し上げている!」わけが分からない。地獄をアピールするため、高校にサークル「ヘルカム」を作ったはいいものの、一向に勧誘活動が進まない俺と那由多。まぁそれはいいとしよう。だが、地獄からの応援としてやって来た那由多の後輩、立花伊織と敵である天国の増援、朝倉都古がなぜ俺にこんなに迫ってくるんだ?この状況で一番頼れそうな那由多は「やっぱり義貴さんもオオカミさんなんですかっ!?」と常に不機嫌状態。とりあえず、俺は俺なりの地獄のイメージアップをやるか。加速する超破天荒ラブコメ。

感想・レビュー・書評

[キじばと。。さんの感想 · 2017年12月8日]

２巻に入り、地獄と天国の双方が増援を送り込んでいよいよ物語は賑やかになってきます。

地獄の援軍としてやってきたのは、新人の立花伊織（たちばな・いおり）です。しかし彼女のねらいは、幼い頃から慕っている那由多を現世界から地獄へ帰ってこさせることでした。ロリ可愛い容姿で日向峰高校の生徒たちを味方につけた彼女は、見た目とは裏腹の腹黒い性格で、義貴から那由多を奪い返す作戦を実行します。

一方天国が送り込んできたのは、剣術に秀でた朝倉都古（あさくら・みやこ）です。彼女はさっそく那由多と伊織が暮らす部屋に襲撃を仕掛ける。ところが、連絡を受けて駆けつけた義貴は、一人の少女を那由多と伊織がいじめているとカン違いしてしまい、都古に優しいことばを投げかけます。すると、幼い頃から剣術一筋で生きてきた都古は、生まれて初めて自分に対して投げかけられた優しさに感動し、義貴にハートを打ち抜かれてしまいます。

三人の美少女に囲まれてハーレム状態になった義貴ですが、やがて業を煮やした伊織が敵方であるはずの添島涼と手を結び、義貴を那由多から引き離す作戦を立てます。

都古の心理がいまいち把握できないことと、伊織の作戦が不自然に思えることのせいで、ストーリーに入り込めませんでした。

[かりおんさんの感想 · 2013年5月30日]

地獄のイメージを良くして地国の深刻な人材不足を解決しよう．
そんな話．
でも地国から来たエージェントは日本の女子高生として遊ぶので精一杯で
任務を忘れているというか
ぶっちゃけ遊びに来ただけなんじゃね？ってくらい頑張らない．
もうアレだ，
「那由多さん＠がんばらない」
ってタイトルに変えちゃったほうがいいんじゃね？
いや，わかってるから．
そんな危険な真似は出来ないってことくらい．

今回，天国サイド，地国サイドから一人ずつの新キャラですが
天国の新キャラちゃんが可愛いわー．
地国の新キャラちゃんはダメだ．
他人のジャマをすることに真剣になる奴はダメだ．

で，前回は人間＋地国vs天国，今回は人間vs天国＋地国ということは
次回は人間＋天国vs地国かな？
なんか外国の地国から邪魔者がやってきそうな雰囲気ですね．

[二次元研究所さんの感想 · 2013年1月3日]

9784829136461　300ｐ　2011・5・25　初版

[chigire11さんの感想 · 2011年9月10日]

相変わらず文章のくどさみたいなものはあまり好きにはなれないけど、
１巻に比べると話の構成もしっかりしてたし、
盛り上げたい部分や単純にコメディとして楽しんでもらいたい部分なんかが明確に分かれていて読みやすかった。

登場人物もそれぞれが個性を出してきていいんじゃないかと思う反面、主人公２人が少し地味だった印象。

２巻次第では見限るつもりだったけど、少し面白くなってきた。
相変わらず寝落ちを繰り返しながら読んでしまっているけどもw

都古が可愛かったのでまた登場の機会があればなぁ。

[totenagashiさんの感想 · 2011年5月25日]

1巻目は設定導入回で2巻目は新キャラお披露目回。多分次から本番なんだろう。

[F.keyさんの感想 · 2011年5月23日]

新ヒロインズ登場。敵が味方で味方が敵で。次以降の都古の出番に期待。どう絡んでくるかも含めて。てか出ますよね？まぁ那由多の方が個人的には好きだけど。

[chocopuyoさんの感想 · 2011年5月21日]

天国より地獄。斬新なテーマの第二巻です。
一巻ではキャラが少なかったですが、ここで妹キャラと剣道系キャラが出てきました！
新登場のキャラも可愛い！ひたすらアタックする剣道系キャラも、腹黒い妹キャラもとにかく可愛い！！
一巻から出ているメインヒロインの那由多はもっと可愛いです！！
まぁ話もありますが、可愛いをメインに見るべき本だと思います。

著者プロフィール

第22回ファンタジア大賞にて読者賞を受賞、同作「ヘルカム!」にてデビュー。主な著作に「ひなビタ♪」「甘城ブリリアントパーク メープルサモナー」がある。

「2023年 『お嬢様（じつは庶民）、俺の家に転がり込む』 で使われていた紹介文から引用しています。」