魔法遣いに大切なこと 1: 夏と空と少女の思い出 (富士見ミステリー文庫 50-1)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.38
  • (4)
  • (8)
  • (26)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 114
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829162026

作品紹介・あらすじ

心地よく揺れる、列車のリズム。常緑樹のカーテンが途切れたその向こう、一瞬で蒼い風景がユメの瞳に飛び込んできた。「海…」思わず、感嘆が漏れる。ここしばらく、慣れない東京の喧騒に囲まれていた少女は、広い空と海を懐かしく感じた。故郷を思い出し心の中で呟く。きっと上手くできる!魔法遣いを目指して上京した少女・ユメ。彼女が師事する小山田の事務所に持ち込まれた依頼は、祖父の失われた形見を捜してほしいというものだった。ユメは依頼人とともに、遺産が隠された旧家へと向かう。あなたもユメと旅に出ませんか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 魔法遣いに大切なことを大切にする理由は何なのだろう。
    魔法遣いがその法律を守ることは、魔法遣いにとってどんなメリットがあるのだろう。
    世間からつまはじきにされずに済む?
    圧倒的な力をもってすればそんなの気にする必要ないじゃん!みたいな人は表れないのかな。
    逆でもそう。人を幸せにするために使い放題魔法使ったらいいじゃん!ってならない理由はどこにあるのか。
    その辺りがまだまだ分からないところですが、これがミステリー文庫であるというところが何より面白いところかもしれません。

  • 再読。形見で残された「何か」を探してほしいという依頼を研修中のユメが解決する話。目的のブツは「物」であり「想い」だったというオチ。軽く読めてほんわかします。あんなじーさんの想いは解けるかどうかもかけなんじゃって思った

  • 実写ドラマを意識した原案から漫画、そしてノベライズへ。

    現実世界に魔法遣いという職業が認知されていたら、、、
    魔法なんだけど「リアル」に感じられる世界観。
    第一案の漫画よりもちょっぴりファンタジーさが出ているかな。

  • 遠野などを舞台とした作品です。

  • 故郷の岩手から上京し公認魔法士の研修を受けるユメが担当する事になった依頼は、大学生・茜の祖父が彼女に遺した何かを探すという事。
    かつてある日突然家を出て行けと言われて祖父を恨んでいる茜だったが……。

  • 魔法遣いに大切なことのオリジナルノベルです。漫画と文章で雰囲気が違うのではと思われるかもしれませんが、あの原作ならではの雰囲気そのまんまです。
    とても読みやすく、ページ数もそんなにないので、活字が苦手な方にもすごくおすすめです。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

2002年にPCゲーム『Wind -a breath of heart-』のノベライズで富士見ファンタジア文庫よりデビュー。代表作は「銀月のソルトレージュ」(富士見ファンタジア文庫)、「終末なにしてますか?」シリーズ(角川スニーカー文庫)。PSPソフト『サモンナイト5』(2013年)のシナリオを担当するなど、多方面で活躍。

「2022年 『砂の上の1DK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

枯野瑛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×