Room no.1301 #6 お姉さまはストイック! (富士見ミステリー文庫 16-12)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 121
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829163238

作品紹介・あらすじ

健一は絆というものについて考える。夜の坂道。酔っぱらった日奈を背中に抱えながら、かすかに伝わるぬくもりについて考える。それは今という時間をともに生きる、二人をつないでいる証のような気がする。背中の日奈は、佳奈への思いを語る。「でも…好きなんです。特別なんです」健一は思う。好きという気持ちについて。綾との関係。冴子との日常。千夜子との一夏。そして姉との別離。その全ての中に絆があり、好きという気持ちがあったような…そして、もしかしたらなかったような。始まった二学期。双子の姉妹佳奈と日奈に振り回されながら、その時は刻々と近づいてくる。健一のもとに送られてくるある荷物は、新たなる出会いと別れを彼に告げる…。時に可笑しく、時に切ない健一の恋愛を探求する物語、第六弾。

感想・レビュー・書評

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    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    今回はいつもと雰囲気が違ったような気がする。
    大体がシーナと日奈との絆を中心として物語が進んでいたように思う。いままでは増える一方だったマンションの住人が初めて減少するかもしれない自体だな。
    また、健一とツバメとの交流もなかなかに面白かった。恋人の千夜子を介した付き合いだけど腐れ縁になりそうな感じがする。
    また、管理人さんこと八雲のことも少しは理解が進んだんじゃないかな。

  • 4829163232  302p 2005・10・15 初版

  • 前巻に引き続きシーナがメインのような話。
    佳奈の行動に明確な目的が見いだせないまま、一応シーナとの関係は収束へ?

    今まで大きく取り上げられることのなかったツバメにもスポットが当たる。
    ツバメに関してはなんだかんだで結局最後には健一が・・・・な展開になると予想。

    終盤に蛍子から小包が届く。一度無理矢理離れた関係だが、ここでまた新たな展開が・・・と、オープニングを読むとなんとなく想像はつくんだけどねw

  • 未来と現在の話が混合してて、先に結果を見せらてるわけだが、だからといって現在の話がつまんないということはない。
    むしろ、どうしてこの結果になったのかと原因がわからない。巻数も6巻まできてるのに、謎は増えていく一方。(解決する謎はあるけど、新たに発生する謎が多いから。)

    結末を先に決めて話を書いてる、書き手の力がすごいんだろうなぁ。

  • 未読

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著者プロフィール

ライトノベル作家。ゲーム業界出身。「戦国コレクション」のTVアニメ化の際、脚本も執筆。代表作に「ROOM NO.1301」(富士見ミステリー文庫)「俺の教室にハルヒはいない」(角川スニーカー文庫)等がある。

「2018年 『忘却のカナタ 探偵は忘れた頃にやってくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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