- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829623442
感想・レビュー・書評
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敵国の皇帝となった幼なじみ・アレクと再会した帝国軍人の顕彦。離れていた時間を埋めるかのように、独占欲も露わなアレクに甘い愛撫で貫かれた。互いの立場を思いつつも、顕彦はその情熱が嬉しくて拒めなかった。だが国のために、彼の想いを裏切らなくてはいけない。国への忠誠とアレクへの愛。苦悩する顕彦だったが、ついに事が露見してしまう。「自分で脱いで、私の前にすべてを晒せ」豪奢な監獄に捕らわれ、淫らに責め立てられて...。
敵国の皇帝X帝国軍人詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
回送先:町田市立鶴川図書館
ジュディス・バトラー『国家を歌うのは誰か?』(岩波書店)/ハンナ・アーレント『全体主義の起原』(できるなら第三巻『全体主義』が役に立つ:みすず書房)/トーマス・キューネ『男の歴史』(柏書房)
以上の書籍を橘は要再読のこと。
彼らの関係性だけに盲目的な想像を掻き立てるのは簡単だ。だが、それはジェンダーや近代国民国家主義に潜む性愛の抑圧を全く捉えていないことにもなりかねない。
本来ならば「評価不能」と見なしてレビューには出さないが、どこがマズイのかを提示せざるを得ないのであるらばやむをえない処置か。 -
せっかくの時代物なのに、もうちょい時代物テイストだったらなおよかったのになあ。
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寒い国の皇帝×大日本帝国軍人のお話。
皇帝の顕彦への溺愛っぷりが、堪能できますよ。蜂蜜をスプーンですくって、顕彦に飲ませてあげるところは甘甘。ごちそうさまでした〜。