- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829625774
感想・レビュー・書評
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美山がいい感じにスパイスになってた。
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夢に憧れた高校生同士だった二人が壁にぶつかり、社会の厳しさを知り……
田舎の高校生同士で恋心を抱きつつも男同士だから…….と気持ちに蓋をしていた二人が両想いだったことを知り、生き生きと夢を語り合う学生時代のキラキラ感のまばゆさからの大人になってからのすれ違いや身勝手さの描き方の嫌な感じ、がBLとしてはリアルすぎる。笑
派手さはないけれど凪良さんのストーリーテラーとしての半端ないうまさが遺憾なく発揮された良作だった。
みっともない若い男の子の等身大の悩みも情けなさも身勝手さもそこからの成長もありありと描かれているところがすごいなぁと思わされました。
とにかくみんないけ好かなくてあんまり応援したくない笑 のに物語る力が強いので引き込まれてしまう。
当て馬人事な美山の嘘をつかず、ズバズバ本質に迫るところは良いアクセントで、ズルズル関係を続ける二人をうまく導いてくれて読んでて気持ちよかった。
美山くんはスピンオフがあるのね、なるほど〜。 -
恋人同士が、遠距離をきっかけに少しずつ心が離れていくお話。浮気の影がちらつくだけじゃなく、夢を追う者のプライドや見栄、挫折などが複雑に交錯するのが凪良さんらしい。途中、受視点から攻視点に代わることで、それまで語られなかった攻の一途な想いや苦悩にも触れるので、安心して感情移入することができた。夢を追う者同士としてもカップルとしても、収まるところに収まった二人。読後感もすっきりと爽やかで、かなり好きな話でした。
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長い付き合いからくる自信や思い込み、さっかくの末のすれ違い……好きです。
それぞれの気持ちがわかったからこそすっきりした気持ちで読破できました。 -
やっぱり凪良ゆう作品は面白い。
青年たちの挫折と崩壊と成長と再生。主人公の二人、紺と綾野だけでなくキーパーソンの美山も、ただ二人に絡むだけじゃなく、それぞれが三人三様にこの作品のテーマを表現している。愛だ恋だ夢だといった若くて青い物語だけど、人生に疲れた(笑)中年の腐のみなさん、読もう!いいよ! -
紺と綾野はよくいる普通の男。気になるのは美山。