天水桃綺譚 (プラチナ文庫)

著者 :
  • プランタン出版
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本棚登録 : 165
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829626306

感想・レビュー・書評

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  • 綺譚、という題名そのままに、美しく不思議なお話でした。
    そしてとても心あたたまる穏やかなお話、深い愛情に涙があふれました。
    BLとしては物足りないかもしれませんが、
    具体的な行為の描写がないお陰で雰囲気を壊さず
    最後までお伽噺として楽しめてよかったです。
    極上の愛があふれていましたので。

    読んでいる間は、お互いの想いを確かめ合った途端
    別れ別れになるふたりに涙し、
    長く離れ離れになってからの、
    亨の何にも惑わされずモモを思い続ける想いと
    勇を通して語られるモモの悲しみの姿に号泣。
    再会場面は静かに語られるので返って心に沁みました。

    コモモと白虎さまのお話は、ココモの健気さがいじらしく、
    普段の威厳はどこへやら白虎さまの可愛げもなかなかの魅力でした。

    何度もウルウルし過ぎて困りましたが、
    読んだ後の爽やかなしあわせ感は格別でした!

  • 桃農家・亨×桃の精・モモ

    四神白虎×未熟な桃の精・コモモ

    ふんわりファンタジー
    BL成分薄め

  • めっちゃ泣いた〜〜。感動した。いいわあ。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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