花蜜ロマネスク　王子が愛した花嫁 (ティアラ文庫)

著者 : しみず水都

• フランス書院 (2011年2月3日発売)

感想・レビュー・書評

[らめるんさんの感想 · 2013年5月20日]

【エロ注意】旅芸人の歌姫リィラは、一座と共に貴族だったというあったこともない父親の祖国を訪れる。
しかし一座は襲われ、リィラは王宮に保護され、特別な媚薬を飲まされた上、無理やり王子に身体を奪われてしまう。

そんな感じの物語。無理やりとは書いてあるけど、鬼畜っぽい感じではなく。
独特の設定や、エロも物語に必要があるとこがいいな。

ただ、主人公が王子と絆を深める期間が短いかな。確かに好きになる要素はあるんだけど、一週間にも満たないのはなぁ……もっとじっくりやってくれてよかったのよ？

[｛ 雨さんの感想 · 2012年12月19日]

出会って数日しか経ってないのに、歌姫もやめて、婚姻を決めてしまっていいのだろうか(((^-^)))
文章はちゃんとしてて普通に読めるけど、ちょっと展開が強引なところも。プロットもうすこし練ったほうがいい

[うらこさんの感想 · 2011年12月10日]

旅芸人の母と上級貴族の父の間に生まれ、旅芸人として暮らしていたリィラ。父の国に向かった際にいきなり兵士に襲われ、そのあと後宮に連れていかれます。

そこで会った王子ファルシスと飲み物に入れられた媚薬の蜜を飲んで、いきなり強引に奪われる。よくある設定ではありますけど、そのあとの二人の気持ちの行き違いとか、暗殺の話とか、侍女ミセールとレヒュンの関係とかは面白かったです。

媚薬で乱れるあたりは、「ウェディング・オークション」と同じような設定でしたけど、こっちの王子様はいたってノーマル。Hシーンも割合あっさりしていて、胸が悪くなるような描写もなく、安心して読めました。

もっとファルシス目線での描写があればよかったですけどね。