それから、君を考える (Canna Comics)

著者 :
  • プランタン出版
3.57
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本棚登録 : 940
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829685693

感想・レビュー・書評

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  • ヤンキーと八方美人の物語が面白かった

  • 良い悪いは抜きにしてちょっと想定外の内容でした

  • 高校生ものが4作入った短編集。どれも思春期の男の子の揺れる気持ちがストレートに伝わってくる話でした。
    ペンタッチとか、どこかノスタルジックな作風なんですよね。

    表題作は片田舎で育った高校生のタカシが、現状につまらなさを感じ夢と希望を求めて東京の大学を受験しようとする話。でも、ヤスはタカシがいたからこそ、ここに暮らす大切な意味があったんですよね…切なかったです。今後はどちらかが勇気を持てば、まだ発展の余地がありそうな二人です。

    『最後の命令』
    状況は大体つかめましたww
    それで?というその後の部分が少しくらいは欲しかったですね。
    これだったら、リーマン部分はいらないような。高校時代だけで充分切ない話になると思うので。
    リーマンの現在からの回想シーンになると、どうしてもそこに再会愛を期待しちゃうんですよね~

    『Young oh! oh!』
    タイトルが往年のあの番組…!なぜ??
    いろいろとりつくろってるうちに、なぜかヤンキーとつきあってることになってしまった話。コミカルでかわいくて切なさもあって、胸キュンになりました。

    『夜明け前が一番暗い』
    唯一Hシーンがありました←
    家族のごたごたから逃避したくなり、自分の居場所を求めて悩み苦しむ要。思春期特有の不安定な心が上手く表現されてるなと思いました。
    こういう時期あったな~と懐かしく感じました。
    そんな要を見守りつつ気持ちを押さえきれなくなる、いい人代表みたいな大輔もよかったです。
    大人になるには少し未熟ながらも、確実に成長している二人の姿がよかったです。

    初コミックスで短編集でしたが、その中にも作者さんの才能の片鱗をうかがわせるものがありました。
    次回作も楽しみです。

  • 作家さん初コミック。4つのお話が入ってます、表紙が綺麗で手に取りました。表題は描き下ろし2ページも含め切ない余韻を引きずるなぁ… けしてハピエンとは言えないラストだけど読後感は悪くなく、これからの未来、まだ2人の手は繋がっているんじゃないかな… と思いたい主人公たちでした。お気に入りは3つ目のイケメンオタクとヤンキーのお話。ヤンキー・辰郎が可愛くていい男です♪ どの作品も思春期の揺れ動く繊細な感情が印象的で今後に期待の作家さんになりました。

  • 絵がキレイ。しかし…。うーん表題作とか島と家族に縛られた受験生がひとりグルグルしてるだけのような…たかが受験されど受験…?両親との確執はどうなったん…。なんか脇役に焦点当ててるのに、結局重要ではなかったんか?ていうのが腑に落ちないモヤモヤ。…残念ながら合わなかった。

  • 特典:ペーパー(旭屋書店)

    短編集。canna(プランタン)
    初コミックス
    えーっと、雲はるさんと、ヤマシタさんと、永井さんと、それからオノさんを足して割ったみたいな、そんな絵。
    線は細め。(カラーは太めにしてるのかも?なんか時々絵柄が安定しないw
    プランタンっぽい、繊細でキレイで、儚くも美しい絵とお話。

    それから、君を考える
    田舎な高校生・ヤス+タカシ。東京の大学に行きたいタカシと、表面上はそれを応援しながらも自分の想いに揺れるヤス。想い合う二人だけれども切ないラスト。

    最後の命令
    周防(ヤンキー?)+佐野(真面目系メガネ。のち弁護士)。高校?の同級生だった。周防の命令を聞くパシリ佐野。周防に対してちょっと憐れみあり。本当に短いお話で、なんとなく切ない話。

    Young oh!oh!
    ヤンキー・辰朗くん+隠れオタク・ケイジ。まぁなんですか、短いながらもすっとこかわいいお話ですなww

    夜明け前が一番暗い
    大×要ちゃん。高校生。親が離婚してモヤモヤする要ちゃんを慰める幼なじみの大。要ちゃんを取り巻く家族と、二人の想いのお話。この本の中で唯一絡みあり。

  • 優しいやわらかな切ないお話が多い。
    特に表題作は、こういうの大好きなんだけど、商業でやられると「えっえっこれで終わりなの?幸せになんないの??」ってなる…同人なら大好きなんだけど…いや商業でも好きだけど、やっぱり商業って、BLって、幸せになってなんぼみたいなところあるし、自分も思った以上にその典型に期待してるんだなあ。
    これは下手にハッピーエンドじゃないし、蛇足もないからいいのかもしれない。
    最後の、受けの親が離婚して~みたいな話は受けの性格というか境遇がものすごくストライクだった。
    全体的に、BLの王道展開に頑張って逆らってる感がある。意表をつくような展開ってわけじゃないんだけど、「BLってこうなるよね!こうなるって思うよね!」ってわかって描かれてる感っていうか…きっと作者さん自身たくさん読んできたんだろうな~っていう…なんて言えばいいんだろう。
    あと、とうでもいいところだけど、やたら言葉がちゃんと使われてて逆に違和感があった。「~してる」じゃなくて「~している」とか。

  • 全体的な雰囲気や表紙の装丁が好きです。切ない系の最初の二話だけの感想を。

    「それから、君を考える」

    どうしても家督を継がなくてはいけないのですかねえ。インターネットがない時代でもないし、遠距離でもつながりは持てそうなのに。ちょっと私の中で消化不良。

    「最後の命令」

    いっそのこと、周防の顔は全部はっきりと描かず、曖昧な方が良かったかも。どうせ佐野の回想シーンだし。暴力的なシーンがあれば、私的にアウトでしたが、この話はすんなり読めました。探偵を雇ったり、ネット検索すれば、何か分かるかもしれない。でもそれを敢えてしないで、過去に想いを馳せる佐野が何となく分かる気がした。

  • 切なさが詰まってる

  • デビュー作品。シリアス短編集。高校生もの。
    別れエンドがあります。

    自分の将来、自分の趣味、家族のこと、両親の離婚、過去の記憶、いろいろ悩んでる人たちの話。

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