虫の卵ハンドブック

著者 :
  • 文一総合出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829981061

感想・レビュー・書評

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  • ブツブツした卵がびっしり産みつけられてる写真の数々に鳥肌立てて悶絶しながらもウットリ。卵だけじゃなく親(成虫)やベビーちゃんの写真も一緒に載ってるのがすごくいい。好奇心だけで手に取った私にも分かりやすいし、コンパクトサイズなのも嬉しい。
    恥ずかしながらクモが昆虫じゃないって初めて知りました。
    今回は図書館で借りたんだけど、まだまだ何回も見たいので購入を検討中。

  • 第1回読書会 テーマ「紹介」④

  • 虫の卵とは変わった本だな、と何気なく図書館で手に取った。表紙に虫の卵の写真がある。色・形が多様で綺麗だなと思った。でも、ページをめくってじっくり見てみると・・・あれ、なんか気持ち悪いかもしれない・・・。綺麗だけど気持ち悪い。でも気になる。そんな感じ。幼虫の写真も出てくるので、虫が苦手な人は要注意。

    卵が沢山並んでいる卵塊の写真なんかは、インパクトが大きかった。もちろんゴキブリの卵も載っている。

    冒頭の文章で、↓のようなことが書かれている。
    ・昆虫の卵は、幼虫や成虫と違ってなかなか見つからない。
    ・まずサイズが小さい。卵の期間が短い種がある(1週間で幼虫になるものも)。目立たない場所に産卵される(土中、水中、樹皮の隙間など)。
    ・見つけづらいからこそ、見つけると嬉しい。

    卵が未知の種は多くあるらしい。文中にも「著者は見たことがないが」という文言がいくつかあった。専門家でもそう言うほどに多種多様で見つけづらい宝探しということか。

    小さい頃はセミを捕まえたことがあるし、家にゴキブリやクモがいたこともある。テントウムシ、バッタ、カマキリ、アゲハチョウを見たこともある。でも、それらの卵を見たことはあまりないことに気付く。成虫はよく知っているのに、その卵は、意外にもほとんど知らない。そんなことに気付かされた。

    自分がはっきりと自分の目で見たことがあると言える虫の卵は、カマキリの卵くらいかもしれない。

  • まじめに探せばそこらの茂みでもちゃんとある筈なんだけど,見たことある卵なんてほんの少しだけ.食草の種類もたくさんだし,虫たちの工夫が面白い.

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著者プロフィール

1963 年、埼玉県越谷市生まれ。昆虫写真家。國學院大學経済学部卒業。 1991年より青年海外協力隊としてパプア・ニューギニアに赴任し、アレクサンドラトリバネアゲハの保護活動を行う。1993 年に帰国後、アジア・オーストラリアの熱帯雨林を中心に昆虫の撮影を行う。著書に『虫の卵ハンドブック』『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』『日本のカミキリムシハンドブック』(文一総合出版)、『ずかん さなぎ』、(技術評論社)、『小学館図鑑NEOカブトムシ・クワガタムシ』(特別協力・小学館)、『小学館図鑑NEO[新版] 昆虫 DVDつき』(協力・小学館)、『世界のクワガタムシ生態と飼育』(共著・環境調査研究所)、『熱帯雨林のクワガタムシ』(むし社)、『外国産クワガタ・カブトムシ飼育大図鑑』(世界文化社)、『ゴキブリだもん』(幻冬舎コミックス)など。

「2017年 『新カミキリムシハンドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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