「神国」の正統論 『神皇正統記』受容の近世・近代

著者 :
  • ぺりかん社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784831515322

作品紹介・あらすじ

南北朝時代、南朝方の北畠親房によって著された史書『神皇正統記』。井上毅は明治憲法の起草にあたり『正統記』に依拠している。彼の主張する「正統」概念は、支配秩序や教義的世界観に由来するものではなく日本の本来性と天皇統治を結びつけた歴史的概念であった。近世から近代に至るまで最重要の古典と看做された『正統記』に加えられた多様な解釈の諸相を跡付け「正統」の権力が強化されていく過程を分析した意欲的研究。

著者プロフィール

齋藤 公太(サイトウ・コウタ)
1986年、東京都生。国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所助教。専攻―日本思想史・宗教史。
論文―「明治国学と『神皇正統記』――刊本・注釈書から見る受容史」(『國學院大學研究開発推進機構紀要』第9号)、「「国家神道」と教育勅語――その狭間にあるもの」(岩波書店編集部編集『徹底検証 教育勅語と日本社会――いま、歴史から考える』)。

「2019年 『「神国」の正統論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

齋藤公太の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×