宝塚歌劇から東宝へ 小林一三のアミューズメントセンター構想

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  • ぺりかん社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784831515483

作品紹介・あらすじ

宝塚少女歌劇の創設者・小林一三。東京進出から日比谷・有楽町アミューズメントセンター化構想、東宝の設立までの展開を追いながら、小林が夢見た国民劇の実相を追究する。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:775A/I26t//K

  • 読了 20200308

  • 梅田から宝塚までの電車(後の阪急)を開通させた小林一三が集客のために始めた少女歌劇は大人気を博し、大正七年には東京へ進出。帝国劇場公演は熱狂的に迎えられ、毎年の恒例行事となっていった。小林にとっての宝塚歌劇はもはや余興ではなく、廉価な入場料で家族が楽しめる国民劇への挑戦であった。東京電燈社長に就任した小林は会社が売却した土地を自ら購入、日比谷・有楽町一帯をアミューズメントセンター化する構想に着手した。先行する松竹との軋轢から映画製作への進出、東宝への発展までを追いつつ、小林の夢見た国民劇の実相を追究する。

    小林一三については、他の本と併読したほうがよさそう。宝塚歌劇団の概略はわかった。

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著者プロフィール

1941年愛媛県生。広島大学大学院博士課程。文学博士。大阪大学文学部教授、国文学研究資料館館長を経て、現在は公益法人阪急文化財団理事・館長、大阪大学大学院名誉教授、愛媛県歴史文化博物館名誉館長ほか。
著書 『源氏物語注釈史の研究』(桜楓社)、『源氏物語の謎』(三省堂)、『成尋の入宋とその生涯』(吉川弘文館)、『源氏物語注釈書・享受史事典』(東京堂)、『ゴードン・スミスの見た明治の日本』(角川学芸出版)、『源氏物語を読み解く100問』(NHK 出版)、『小林一三の知的冒険』(本阿弥書店)、『大沢本源氏物語の伝来と本文の読みの世界』(おうふう)、『小林一三は宝塚少女歌劇にどのような夢を託したのか』(ミネルヴァ書房)他多数。

「2018年 『光源氏の運命物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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