星の案内人 2 (芳文社コミックス)

著者 :
  • 芳文社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832234154

感想・レビュー・書評

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  • 久々にプラネタリウムへ行きたくなりました。

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  • 笑えるでなく、心に強く鮮やかに残るって意味で「面白い」と言い切りたい青年漫画
    捉え方、言い方、それが正しいのか、そこの自信はグラつくが、上村先生の組むストーリー、これが1巻目より奥行きが増した気がする。味にも複雑さが感じられるようになったからか、各々の読み手の解釈もまた、変化しただろう
    どんな人生を歩んでいても、誰だって一度は夜空を見上げ、瞬く星に力を貰った事があるはずだ、きっと
    星座ってのは、大きい意味で言えば、芸術作品だろうか。誰かと一緒に星を見上げた人が、果てない想像力を働かせ、点と点を線で繋ぎ、形を作り、そこから物語を生み、なおかつ、それを多くの人に伝え続けたのだから
    星に関わる神話は、いくつになっても聞くとワクワクさせられる。決して色褪せないロマンが、前や上を向く力、後ろを振り返って反省する時間、横にいる自分の力になってくれる人の存在を知るキッカケをくれる
    子供なりに、でなく、個性が育まれつつある子供だからこそ、自分の内側で自分の力だけで思い悩むトキオの葛藤や足掻き、年長者との触れ合いで視えた「何か」による小さい、でも、確かな成長は、読み手を力強く引き込む。何と言うのか、壁にぶつかっているトキオのもがいている様にハラハラさせられ、助けてあげたい、そう思う一方で、大人として見守ってやるべき、と変に落ち着いている自分もいるのだ、読んでいると
    それに加え、最年長者のおじいさんの言葉は、自分でも驚くくらいに、ストンと心のほんの少し欠けている割れ目に落ちて、喪失感を薄めてくれるのだ。自分に解決できない悩みはない、と思い込んでいる薄っぺらい事を自覚していない教師の上から目線の説教など比較にもならないだろう。やはり、長い時間を生き、多くの人と触れ合い、無数の経験、知識を溜めこんでいる人間の言葉には不思議だが現実的な力が宿るのかも知れない・・・・・・
    どの話も魅力的だが、これは是非、と思ったのは、第13話と第14話の『ゴメイサー涙ぐむものー』である。人と犬の絆、これで涙しない人間はいない、と思いたい私は甘ちゃんかもしれんが。あと、私の字でもある、大きな黒い犬がメインってのも理由だったりw
    キャラの心に迫るオマケ漫画も、本編とは異なった面白さがあって、上村先生をますます、好きになれる
    あとがきを読むと、どうやら、上村先生やお父さんが、『星の案内人』を読んだ私たちの感想に目を通してくれていらっしゃるようで、もし、これを読まれたら、ちょっと恥ずかしいけど、こんな拙く、輪郭が定まっていない感想でも、先生のテンションの維持に貢献できるなら嬉しい限り

  • 大好きな本の2冊め。

    特に犬のクロの話は、グッときます。(動物好き)
    おじいさんと犬の組み合わせや、「お散歩仲間で名前も知らないけど見かけなくなって心配する」と言う現象は、実際に起こる話なのでとても身近な話に思えました。

    星座の話、1巻の感想にも書きましたがちょっと苦手。(あまりにも無理くりすぎるし、意外と残虐だから)
    でも、こちらの漫画での紹介のされ方はなんだかとても良くて。
    おじいさんから聞いている感じがするからかな。

  • 泣ける。

  • 一話目で主人公はじーちゃんの孫という設定ではなかったかしら?

  • 201606/1-3巻まとめて。地元書店で地味にプッシュされてたので買ってみたら当たり!ちょっとファンタジー要素な舞台とキャラ、そしてそれぞれが抱える現実的な事情や悩み。じいちゃんは押し強いけど笑、押し付けがましくない心地よい距離感な作品。おすすめ!

  • この人の漫画好き。トキオの事情もわかってきて、漸進の第二巻。
    ちょーっと説教くさく感じるかも知れないけど、そこがいいんだ。大人になると親身に説教してくれる人なんかそうそういない。
    遠くにあるのだけれど、ずっと長いこと人間と寄り添ってた星々の話をオマージュして語られるホッとするストーリー。涙ぐむものはベタだけどいいなぁ。
    そういえばなんとなく羽海野チカさんを彷彿とさせるような絵柄だなぁ。

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