- Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833120487
感想・レビュー・書評
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「図書館は記憶の港 本は船 窓の向こうの空は大海」
「二人組ばかりの街で僕は今、一首だ。ざらつく一首でいよう」
など好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
書物、画集、図書館とかいった記憶の集積のようなもの、場所と
中高生の日常がどう関わっていくか
そういうことを書いた短歌が印象的だった記憶がある。
当時の私にとって本や図書館がシェルターみたいなものだったということだろうか。
また読み直してみるのもいいかもしれない。 -
2012 11/30読了。Amazonマーケット・プレイスで購入。
はじめて歌集なるものを買った。
図書館に関する歌が複数含まれているそうで、そのことをTwitterでつぶやいている人がいるのを見て買ってみた本。
大学院生⇒教師となった著者が、20代後半~30代前半の歌をまとめたという本。
一連の図書館に関する歌や、本に関する歌は、割りと好きなのもあった。
先生になってからのはあまりピンと来ない。 -
潔いまでの愚直さ。もちろん良い意味で。
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それもいい 君を抱きすぎ君の見た夢の形に歪んだ僕も
青空から青が降る夢ふと覚めて窓を開ければ透明な空
会えるとは思わなかった 夏が麻痺してゆく船の倉庫のかげで
突然の自殺 伸ばした指先が最期にさした星があるはず -
青春と言う言葉が感じられる歌集。