スットン経

著者 :
  • 風媒社
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本棚登録 : 24
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833121101

作品紹介・あらすじ

昭和の文学少年、現代を斬る! 大好評コラム、中日新聞『スットン経』、毎日新聞『そうの日うつの日』他から、鋭く、面白く、懐かしい話たちを満載。「ちんちこちん」に「婆さんたち」、「絶望体操」に「滅菌族」、「AI先生」に「魔界崩壊」……。

収録エッセー「ネット俗語の独自解釈」より
【まじ卍】 本当に本当の寺。
【ワンチャン】 犬。百一匹。
【ポチる】 犬可愛がりする。
【モフる】 毛に覆われた小動物を頬擦りだけで屠る虐待。
【ジワる】 液状化後の亀裂。
【全裸待機】 通報↓即逮捕。
【うp】 喉まで来た嘔吐感。
【おけまる】 蝉丸の遠縁者。
【イケボ】 童謡「どんぐりころころ」で起こる水難事故。
―あとは本編をお読みください。

感想・レビュー・書評

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  • 諏訪さんのエッセイは
    始めて読みました

    こりゃあ 手練れだなぁ
    というのが
    第一印象

    国民国家を
    大上段に論じた
    次の日には
    散歩の途中で目にした
    さりげなく愛しいもの
    まで
    個人的には
    名古屋弁を駆使した
    ちょっとした小景色
    がイチオシ

    諏訪哲史さんのエスプリとユーモア
    がそこかしこに漂う
    気持ちの良き
    エッセイでありました

  • 中日新聞のコラムが好き。

    愛知県民、そして同世代なので楽しく読めました。
    (音楽映画にも強く共感!)
    他の地域の方には地元ネタはあまりおもしろくないかもしれませんが、テーマが多岐に渡っているので、何かひっかかるものはあるのではないでしょうか。

    私は、「感謝しかないのですか」をコラムで読んだときから日常でも気をつけるようにしています。
    (他の人が使っても仕方ないと思う表現ですが)

    何かに行き詰まったとき、息抜きに、時折読み返したいです。



  • やっぱりよくわからなかったけれど、それでも最後まで読もうと思った。
    思考や感情が散り散りになる姿。

  • 2022.04.09 #2022-011

  • アカンやつ!9条信者の本!

  • 中日新聞に掲載されているコラムを楽しく拝読中。
    おばあちゃんたちの会話劇では
    生き生きとした名古屋弁が踊っている。
    読書感想文を書くコツは
    〈自由な誤読・未読を畏れずに、心から愉しむことこそが、本当に小説を読むということなのである〉
    忘れないよう頭の片隅に残しておきたい一文。

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著者プロフィール

諏訪 哲史(すわ・てつし):1969年、愛知県生まれ。作家。國學院大學文学部で種村季弘に学ぶ。「アサッテの人」で群像新人文学賞・芥川賞を受賞。『種村季弘傑作撰Ⅰ・Ⅱ』(国書刊行会)を編む。

「2024年 『種村季弘コレクション 驚異の函』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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