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- Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833221368
感想・レビュー・書評
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上巻が、賠償というマクロな司法権から国 家干渉の限界について探求していたのに対 し、本下巻では所有権、処分権というミクロな権限から、国家干渉の限界および理想郷(ユートピア)のあり方を提言していく。
所有権、処分権といった私人の財産権において、最適な配分が選択できる環境(国家)を、私人自身が選択できるようになる というのは、本日現在においてピラミット のうち上位数%を筆頭に実現可能になっている。
これをモデルに時間軸に乗せた場合『国家干渉の大きい国=国民所得の小さい国、国家干渉の小さい国=国民所得の大きい国』 の二極化が進むストーリーが視野に入ってくるといえ、干渉の内容が搾取的なものに走らないインセンティブこそ必要になるのではないかと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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