上司が「鬼」とならねば組織は動かず ― 強い組織、強い会社を作る、指導力と統率力

著者 :
  • プレジデント社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833417280

感想・レビュー・書評

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  • ★本書のメッセージ
    ビジネスは闘争。戦う組織を鍛えあげるには、上司が鬼となるしかない

    ★読んだきっかけ
    厳しい仕事とは何か、厳しい組織とは何か考えたくて

    ★本の概要
    鬼上司でなければ、人は動かせない...。社員の教育ができており、会社と社員が一体となって、一つの方向性に向かって動ける組織を作らなければ、人は動けない。

    ★本の面白かった点、学びになった点
    筆者の主張自体は、理解できる。ビジネスで、戦う組織を作らなければ、優しい仏だけで済むはずがない。
    ときには、部下にとって嫌なことや、厳しいことを言う必要が出てくるだろう。
    甘やかして、一切の指摘をせずに、人が育つ、というのもあり得ない。

    ただ、だからといって「全ての企業のすべての上司が鬼になるべし」ということでもないだろう。月並みな感想になるが、ケースバイケースだよね。

    鬼になることで、より強くなる組織や個人もいれば、遠回しにオブラートに根回しをしながらフィードバックをしないと、話を全く聞いてくれない人が、いたっておかしくはない。

    企業、事業部、組織、上司のキャラ、部下との関係性によるよね。
    だから、一概には言えない。ただ、一種のマネジメントの手法として、読んで参考にはなる。それぐらい。

    ●本のイマイチな点、気になった点
    *具体的なノウハウやフレームの提示はない。終始「もっと厳しく接さなければならない。なぜなら~だからだ。」という主張が続く。話の内容として理解はできるが、実行可能な手法として、深いものが学べるわけではない。マネジメントにはそういう価値観もあるよな~~ってことが分かる、という印象

    ●学んだことをどうアクションに生かすか
    *理不尽な上司や厳しい上司がいても「そういう考え方もあるよね」と解釈する
    *部下の教育に迷うことや悩むことがあれば、ちょっと鬼に近づいてみる

  • おじさま世代に一時期ヒットしたらしい本です。どうやら題名がおじさま受けするみたいです。こちらは鬼シリーズの第二弾みたいです。おじさま受けの秘密が知りたくて読んでみました。
    しかし、読んですぐにイライラしてしまって、読み進めたくなくなり、やめてしまいました。つまらなくてやめることはあるのですが、こんなことはあまりないです…。
    自分に対する厳しさとかは勝手なので好きにすれば良いと思いますが、他人に厳しくするのは害悪だと思います。高度経済成長期を崇拝してる感じとかも嫌です。
    でも、もう少し大人になったら、読めるようになる日もくるかな?他の方の評価は高いみたいですしね。

  • 聞こえのよい個人主義は、会社を駄目にするのは
    その通りだと思う。

    会社を何世代にも渡って存続させるには、
    ある意味、軍隊のような組織運営が
    必要だと思う。

  • ■上司

    A.鬼の指導者とは、できそうもないことに部下を挑戦させ、部下がそれを為し遂げれば、心の底からほめるような指導者である。そのような指導者が、強い人を育てることができる。

    B.組織の長に統率力がないと、組織は機能しない。統率力のある人は、部下に命令や強制と感じさせずに、命令や強制を行うことができる。そのカギは、部下の理解、納得、信頼、尊敬を得ること。これがあれば、人は喜んで動く。

    C.結束や団結を軽視して自由や個性を尊重していると、組織は機能しなくなる。組織に所属する以上は、組織人としての思考や行動を優先させねばならない。そして、1 つの意思のもとに結束しなければならない。

  • この本の出会いは薦められて買った本で
    自分の尊敬する戦友某不動産のナンバー1営業マン※世間一般で言う1000万円プレイヤーです→の方にすすめられました!すごく尊敬しています。

    勢いで「鬼」シリーズ第1弾を買って、そのまた勢いで第2弾まで買ってしまいまして、そのレビューになります。

    最初の☆評価は「3」だったのですが、この本を読んで著者「染谷さん」がどんな方かっちょっとわかったので「4」つけちゃいました。

    なぜ、「4」をつけたかというと…
    はっきり言って同じような内容を書いているのですが

    流としては某会社さんの体験談+自分のコメント@これはイイとかこれはこうするべきだ的な事を綴っているのがほとんどです、第1弾も第2弾も同じ流れです、「4」にした要因は文脈自体はなんかてんでまとまってないような気がしますが「熱意」と「生き様」と「修羅場を乗り越えてきたんだな的な」感じが伝わってきました。

    社会的実績出てなけりゃそもそも
    ベストセラーになるわけがないのですが…それにしてもすごく熱弁されるような方なのかな?というのが伝わり、読み終えた後は心地良さと達成感がありもっと組織と前向きに取り組む姿勢を教えられました※もちろん自分の意見と相違する部分もありましたが…

    第2弾はどちらかといえば、リーダー長(部長さん、役員さん、社長さん、会長さん)向けになるのかな?!一般社員さんもリーダーの資質を見極める目を養うにはいい本だと思いました。

    しがない、パンピーの意見でした。

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著者プロフィール

昭和16年東京生まれ。東京教育大学(現筑波大学)卒。昭和63年、教育の㈱アイウィル設立 代表取締役社長、平成28年より主宰。
著書『指導者として成功するための十三の条件』(高木書房)、『上司が『鬼』とならねば部下は動かず』(プレジデント社)他。

「2022年 『勝利の道を行く ナンバー2になれる人 なれない人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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