セレブ妻になれる人、なれない人 ― 年収1000万円以上の男性と結婚できる人の小さな習慣

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  • プレジデント社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419406

感想・レビュー・書評

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  • 帯には「年収1000万円以上の男性と結婚できる人のオキテ」とあるが、ちょっとページをめくれば「富裕層の定義は金融資産1億円以上、年収3千万円以上」と出てくる。著者自身も当たり前だが年収1000万をセレブとは思っていないし、その生活が優雅だとはひと言も言わない。むしろなかなか大変ですよと説く。

    本書では高収入の男性と結ばれた女性たちのスペックや結婚までの過程、そして現在の暮らしぶりを紹介しているわけだが、出てくるのは堅実で節約上手な妻ばかり。そうでない人はセレブの没落例として登場する。
    でも実際のところは買い物が大好きな浪費家妻もたくさんいるし(VERYを見よ…)大枚をはたいてでも美貌を保つ妻に惹かれる(もしくは保つように言う)夫もいるだろう。結婚までの過程だって人それぞれだし、たまたま付き合った男性がビジネスで成功したと言えなくもない。この本の中でセレブ婚の例として登場するサエコや美元も結局離婚しちゃったし、今収入があっても一生その関係が安泰で幸せということにはならず(それが会社経営となれば尚さら)、誰もがいつどうなるか分からないのだ。
    だからこそ著者は、夫の収入に精神的にも依存する(依存しようとしている)女性たちに警鐘を鳴らす。生きる力を身につけよ。どんな人と結婚しても自分が家族を支えてやるくらいの根性と覚悟を持てと。
    それこそが著者の主張であって、結局セレブ妻になれる、そのためだけのオキテなんてないって話。

  •  セレブの妻が男性に求めている条件が、年収1000万円以上とか外資系企業に勤めているとか求められている。確かにそんな条件が備わっている男性と結婚すれば、死ぬまで安心して豊かな人生を過ごせるかも知れない。分からないでもない。私もこの本を読んで男性としてのあり方を考えさせられた。
     この本を読んで強く思った事は、私も含め男性は、女性の自己実現と成長のプロセスを見守り、支援することが大事と強く思った。女性も同じく、なりたい自分になりたくてキャリアに就いたりしているし、成長の為に学習している。その積み重ねがあるから、女性は男性を支えることができると思う。
     どんな修羅場でも、お互いの同時に成長のため支援し続け合うベストなカップルと思う。
     
     
     
     

  • 猫町倶楽部で知り合った方から頂いた本。なんで俺がこんな本かって(笑)

    最近も婚活たるものが以前ほどではないが、まだまだ活発だそうな。特に女性のほうが積極的で、この本読むまで知らなかったけどセレブ男性の婚活パーティーもあるんだって。

    でもこういうところに来る女性(セレブ男性婚活パーティー)はほとんどが男性のお金を目的に来ている。セレブ男性(僕はここではセレブ男性をお金持ちではあるが浪費家、蓄財優等生をお金持ちで倹約家と定義する)を夫にしたいなら婚活パーティーに行く方がいいだろう。蓄財優等生と結婚したいなら彼らは間違いなくあなたを選ばない(そもそもそんなパーティーには来ない)。

    注意が必要なのは未婚男性(20-40代)の0.4%しか年収1000万を超えている人はいないという事実(この本による)。これは幻の蝶を探すようなものだとは思わないか?

    僕は女性が結婚して仕事をやめたいと思っている人を否定しないが、セレブ妻になりたいと思っているなら、その考えはよくないのではないか。本にも書いてあるが、「中流男性の没落」が明らかに起こっている。安定した収入を求めたい気持ちはすごくわかるけれども、格差が著しく若年層で進んでいる。

    むしろ年収1000万円の男性を探すより、二人で1000万という考え方をするほうがどちらかが失職したときのリスク分散にもなるし、なにより対等関係にあると思う。幸せな結婚生活を送りたいならたとえ年収500万以上望まなくても、浪費癖がない男性を探すほうがいいと思わないでしょうか?

    本を読んで思ったのは、やはり蓄財優等生のカップルは20代で結婚している人が多い。女性のほうでも、彼が大成するという嗅覚を持ち合わせていたんだろうな。また男性もこの女性であれば家計を任せられる、自分をサポートしてくれるという勘があったんだろうな。要は目利きがいいということか。

    結婚するということに色んな思いをよせるのはいいことだと思う。ただある程度の許容範囲を広げておかないと幸せな結婚はできないだろうな。この本ではセレブ妻になることについてあれこれ書いているが、結局はこの一点で締めくくっている「人を愛することができる人」。これがないとセレブ妻にも普通の妻にもなれないわ(男にもこのことは言えますぞ)。

    追伸
    僕は最近蓄財優等生の生態を調べることにすごく興味を持っており、5/19に以前読んだ本「なぜこの人たちは金持ちになったのか」
    http://booklog.jp/users/kyamamoto18/archives/1/4532163897
    で読書会を行う予定です。興味があればご一報ください。

  • 年収1000万以上の夫を持つ妻のインタビューを中心とした本。
    既婚だけど読んでみました。

    私はセレブ妻には向いてないなぁと思った。
    夫のやることに口を出さず、夫のやることを支えられる人。
    良妻賢母に度胸を足したような人。
    私は口も出しちゃうし、一緒に色々やっていきたい。
    個人的には自分が稼ぐようになるほうがいいなと思いました。

  • セレブな夫を持った女性のインタビュー集。 セレブ妻になれた人というよりたまたま夫がセレブになっただけな人たちと言った方がしっくりくる。夫が貧乏になったとしても大丈夫という自信もあるし、夫がそれに見合う人たち。セレブは大変だし贅沢なんてできない。いつ倒産するかわからないから自分でも稼げるようにしておけ。旦那の仕事に口出しするな。日本人に可愛げがないといわれるなら外国人をターゲットにすればいい。そして、いざとなったらキャリアを捨てろ。教訓はそれくらい。 セレブか否かなんて結果論。愛した男がセレブになっただけ。

  • こういう本、嫌いではないな。

  • 気になる1冊

  • 本の内容としては高収入の男性(経営者、売れっ子スタイリスト、フランス人、外資系etc)が妻に求めるもの、結婚のケース。

    著者によればセレブ妻の共通点は質素堅実。
    セレブ妻というと豪遊しているイメージがあるが、そんな人はごく一部らしい。
    新幹線では必ず自由席、贔屓のホテルに行くのにも紙袋。
    セレブ妻は容姿はそれなりにあっても、性格、知性・教養すべてにおいて洗練されている必要がある。

    理系の外資系男子が狙い目というのは初耳。
    20代で年収は1000万~2000万がザラらしい。

  • まだ読みかけです。
    私は既に結婚してますが・・・なかなか面白くて参考になります。
    全ての夫婦に共感するわけではないけど、
    こんな風に私も旦那をマネジメントしたいとか・・・こんな風に支えられたら・・・と思う内容もあります。

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著者プロフィール

相模女子大学大学院特任教授、昭和女子大学客員教授、ジャーナリスト、作家。慶應義塾大学文学部社会学専攻卒。中央大学ビジネススクール戦略経営研究科専門職学位課程修了。住友商事、外資系金融などを経て著述業に。少子化、ダイバーシティ、働き方改革、ジェンダー、ライフキャリアなどをテーマに著作、講演活動を行う一方、「働き方改革実現会議」「男女共同参画会議 重点方針専門調査会」など多数の政府の委員を歴任。著書に『ハラスメントの境界線』(中公新書ラクレ)、『働かないおじさんが御社をダメにする』(PHP新書)など。

「2023年 『いいね! ボタンを押す前に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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