「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす! ― 「欠員補充ゼロ」の職場術

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419505

感想・レビュー・書評

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  • 「やり残した仕事を残業時間で片付ける」こんなことを当たり前にしている人は確かに生産性が低いかもしれない。日本のホワイトカラーの生産性は世界的に見て低いという事実もあるし、生産性を上げてかつ定時に帰るためには仕事のやり方考え方自体を見直す必要があるということですね。書いてあること自体は特別なことではなくシンプルでした。あとは意識をもって自分に吸収できるかかな。

  • ・朝メールの活用により、一日の仕事を俯瞰的にみる。そうすることで目標を最短で突き進める。
    ・仕事は「渡すか」か「捨てる」かしないと減らない。
    捨てる=仕事の棚卸し
    渡す=育てる

  • 欠員補充ゼロ時代に、いかに仕事と暮らしをバランスさせるか、時間当たり生産性を高めるか、をテーマとするもの。著者の他の著書とダブる面も多々ありますが、参考になります。

  • 日本の会社では、夜遅くまで働けば、より多くの仕事ができ結果を出す習慣が多くなっているが、この本では、退社時間の定時までに、限られた時間内に、仕事を終わらせるようにすることを勧めている。 時間内に仕事が終わることによって、仕事の生産性が上がり、会社の売り上げが上がったことも書かれている。

  • 比較的実践可能で効果も上がりそうな内容でよい。
    特に定時以降のメール禁止は是非うちの会社にも定着させたい。

  • 205

  • 日本では長引く不況を乗り越えるため、今いる社員を削減し、その欠員が補充されない職場が増えている。それならばそれを、働き方を見直すチャンスと捉え、生産性を改善していくしかない。本書では、そのための具体的なアイディアが紹介されている。

     メーカー勤務者の感想としては、目の前で24時間設備が回っている職場、そうでなくともそうした職場との関係が密な職場では非常にやりづらく、「今どきの会社」の話に思える。この考え方自体が古いのかもしれないが、そこを思い切ってやるにはトップダウンで取り組む必要があると思う。

    以下は良さそうだなと思ったアイディア。

    ①「時間に仕事を割り当てる」
    ・「仕事に時間を割り当て」て「仕事が終わるまでがんばろう」とするのではなく、「この時間でこの仕事を終える」と、先にかける時間をスケジュールに組む。
    ②仕事の優先順位を明確にするための「朝メール」「報告(夜)メール」
    ・「朝メール」は、15分刻み、残業なしで終わるように仕事の予定を立て、かつ、優先順位を明確にし、チームのメンバーに送る。
    ・「報告(夜)メール」では実際にかかった時間を記入することで、「朝メール」との差異を確認し、その原因を自ら考えるクセをつける。
    ③仕事に集中できる環境づくり
    ・12時半~14時半まで、私語、オフィス内の歩き回り、仕事の依頼・確認など個人の職務に関する以外のことを禁止する「がんばるタイム」(トリンプ・インターナショナルの事例)。
    ・仕事に行き詰ったときにコーヒー程度は会社持ちで、近所のカフェや会議室で集中できる「引きこもりタイム」、さらには上司指示による「強制引きこもりタイム」(あるNPO法人の事例)。
    ④「この人でないとできない」仕事は多くない
    ・「仕事が忙しくて、まったく有休が取れない」というのは自分一人で仕事を抱え込んでいるからに過ぎない。自分の業務のマニュアル化を、全仕事、全員に義務化する。
    ・年間に必ず4日連続で休む日を設け、仕事の引継ぎをせざるをえない状況を作る。

    その他紹介されていた興味深い話をいくつか。

    ・人間の脳が集中力を発揮できるのは、朝目覚めてから13時間以内、集中力の切れた脳は酒気帯びと同程度の集中力しか保てない(東京大学・島津明人准教授)。
    ・他人の時間を奪わないためにも、自身のスキルアップは必須。まずは思い切って残業をやめる決意をし、自己研鑽の時間を作り出すこと。
    ・「私大変なの~」というオーラを誰かが出し始めると、周りの人たちも「大変オーラを出さないと余計な仕事が降ってくる…」と思ってしまい、「どちらが大変か」競争になる。
    ・真の成果主義は「同じ時間内で勝負させたらどちらが成果を上げているか」の生産性をシビアに見る一方、日本では、時間をいくら導入してでも山の高さを一番積み上げた人が一番高い評価を得る。

  • 参考になりました。

  • 初の小室淑恵作品 3点
    楽しみにしていたがイマイチ。
    まず、私に3人で5人分回す状況が必要ではない。
    初めから最後まであまり参考にならない。

  • 読了。この言葉にはグサッときた。「相手の要求通りの対応をしないと受注がこないのは、レスポンスが速い、無理を聞いてくれる以外の付加価値がない」「人に仕事が振れない理由をあげておいて、人が欲しいと訴える」。マイナスのスパイダルを回避して、少しでもプラスに繋げていきたい。

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著者プロフィール

株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長。公立学校250校、民間企業2000社、7省庁の働き方改革コンサルティング実績を持つ。文部科学省「中央教育審議会」委員、「産業競争力会議」民間議員など複数の公務を歴任。2児の母。『男性の育休』(天野妙氏との共著、PHP新書)など著書多数。

「2023年 『先生がいなくなる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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