THE HOPE 50歳はどこへ消えた? 半径3メートルの幸福論
- プレジデント社 (2022年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833440394
感想・レビュー・書評
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日経ビジネスオンライン版で、好きなライターさんの一人です。
あまり女性であることを感じなく、中性の立場として平等な語り口で好感もってます。
今回の本は、少し論文調であり、応援歌でもあり。
とりあえず、テンポよく読めましたが、50歳前に出会えていたら、また感想も違っていたかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の周りには50代以上がほとんどいない。
卒業文化がある仕事のため40代前半が関わる人の1番上の年齢層である。
そのため、困った・幼稚なおじさんおばさんと接する機会はあまりないが、アラフォーの自分がそうならないように気をつけないと…といつも考えている。
HOPEと言うタイトルを見た時に「希望」をイメージした。ただ本書では希望と言うより、HOPEを「あきらめない力」つまり逆境やストレスフルな状況にあっても、明るくたくましく生きていくことを可能にする内的な力と捉えていることに共感した。
希望を持つだと他力な感じがするが、あきらめない力と捉えると今の環境が良くてもそうではなくても自分の力でなんとかなる、何とかできると考えれば自分の人生は自分でコントロールができる。
少し前だろうか、45歳定年の話が世の中に出てきた気がする。個人的には45歳定年でも全く問題ないが、気になった事は年齢で行動を分けることである。
保守的な若い世代もいればチャレンジングな中堅シニア層だっている。世代によって傾向は勿論あるが、これからの時代「個」で生きていく必要もあるため年齢や世代で行動を決めることに意味は無いと思っている。
とは言え1人で生きていけるわけではない。本書にあった半径3メートルの関係を大事にする。
「親しき中にも礼儀あり」と言う言葉が私はとても好きで、身近な人ほど礼儀、節度を持って接する必要がある。それが=半径3メートルの人間関係を充実させ、自分の人生を作って行くことになると感じる。
変化が速く、正解がない時代をHOPEをベースに生き抜くために以下を参考としたい。
flier要約から抜粋する。
■flier要約抜粋
【幸せへの力は、専門的には「心理的ウェルビーイング psychological well-being」と呼ばれる。人生の危機でこそ強化されるポジティブな思考である。
そしてその中核にあるのが、困難やストレスに遭遇したときに、それを正確に把握し、うまく乗り越えるための有効な道筋を見極める「SOC(Sense of Coherence=首尾一貫感覚)」である。著者はSOCを「世界は最終的に微笑んでくれるという確信」と言い換えている。
SOCを核とする心理的ウェルビーイングは、次の6つの思考で構成される。
(1)自己受容=自分と共存する
(2)人格的成長=自分の可能性を信じる
(3)自律性=自分の行動や考え方を自己決定できる
(4)人生の目的=どんな人生を送りたいかはっきりしている
(5)環境制御力=どんな環境でもやっていけるという確信
(6)積極的な他者関係=温かく信頼できる人間関係を築いているという確信】
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ジャンル:スキルアップ・キャリア 人事
出版社:プレジデント社 出版社ページへ
定価:1,760円(税込)
出版日:2022年03月16日
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河合薫(かわい かおる)
健康社会学者(Ph.D.)、気象予報士
千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社
気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などに出演
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flier要約
https://www.flierinc.com/summary/3003 -
タイトルと内容に多少の不一致感は感じるも、首肯できる要点が散りばめられていてテンポ良く読める。「半径3メートルの幸福論」との副題は今一つポイントが掴めなかった。章ごとのテーマの結びつきが弱く、全体のストーリー構成が腹落ちしにくいものの、其々に専門的な知見を織り込んでいるため飽きずに読み進めることができる。
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