- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833451383
感想・レビュー・書評
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秋田旅行に向けた予習本。日本酒界のジョブズと評される「新政」蔵元の佐藤祐輔氏を中心に、志を共にするNEXT5の軌跡を追った一冊。著者は「狂気の左サイドバック」一志氏だけに、読み応え充分。東日本震災が現在の日本酒復権の一助となった軌跡も知る。今回の旅で「新政」は入手ならずも同NEXT5の「福禄寿」を購入。ドラマの続きは冷酒でじっくり味わいたい。
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秋田には美味しいお酒を作る酒蔵が多い。お米や水のみならず、酒造りに適した環境があることは間違いないが、それ以上に蔵人の苦労があってこそだと分かる。お互いに切磋琢磨し、お酒の質を高めることに努力を厭わない5人の蔵元の物語。読み終わった後、一通り5つの酒蔵のお酒を飲んだ。どれも個性があって美味しかった。
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ゆきの美人、山本、一白水星、新政、春霞。どれも美味いですね。いまをときめく秋田の酒蔵「NEXT5」の挑戦と苦悩のお話。
どこも経営の危機を迎えており、もしかしたらあの味は飲めなかったかと思うと感慨深いですね。 -
秋田の日本酒を愛好する身としては当然読まないわけにはいかず。今は華やかに見える彼らも、どん底の時代があったということは知っておかねばならないなと。
小さなもの作りをする人間として、何をすべきなのか。どうすれば大量生産と違う付加価値がつけられるのか。徹底的に非効率を追及する。そんな考え方は、今後の自分の人生にも大いに参考にしなければならないと思った。