- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833514866
感想・レビュー・書評
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彼に唯一あげられる純潔を奪われ、固く心を閉ざした花嫁と彼女への苦い苦悩に苦しむヒーローとのロマです。
苦悩の渦で、負のスパイラルにハマってしまった、ヒロインが痛い。
何故かれに体を許せないのか…彼女が全てを彼に語り、硬い殻をやぶるまで鬱々としたヒロイズムが展開されるので、かなりじれったい。
誠実に彼女と向き合い愛をさらけ出すロマンティックなヒーローの姿とともに、苦悩する2人が不憫なお話。
少々重い話だが、良いロマだった。
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ヒーローがヒロインの事情を知っていた割には、包容力のない対応。
ヒロインもグジグジうじうじ。
まあ辛い目にあったのは確かだけど 、ヒーローを辛い目に合わせたくないと言いながら言動が伴っていない。
すっきりしないお話でした 。 -
イタリア人銀行家+妻[more]
<blockquote>内容(「BOOK」データベースより)
ジョアンナとイタリア人の若き銀行家サンドロ。二人の結婚生活が地獄と化したのは、ジョアンナのせいだった。あんなに深く愛していたにもかかわらず、彼女はどうしても夫に体を許せなかったのだ。ジョアンナは彼の家を出て、ウエイトレスとして働きながら、ずっと二人だけで生きてきた妹のモリーと暮らすようになった。だが一年前、モリーは交通事故で死んでしまった。途方にくれてサンドロに電話したが、彼は無視した。ジョアンナは葬儀代を工面できず、高利貸しに金を借りたのだった。それが今ではふくれ上がり、しつこく返済を迫られている。このままではいやらしい高利貸しに何をされるかわからない。追いつめられたジョアンナは、再びサンドロに電話をかけた。</blockquote>
テーマというか状況が重い。のでtagに壁投げも足した。
ヒロインは詳しい事情を知らないヒーローに馬鹿にされたり侮蔑されたりしてる。
ヒーローにしてみれば信頼してもらえない苛立ちからなんだけど。
この話のヒロインは、神経過敏になりエレベーターが怖くなったりしてるので、もちろんトラウマはある。けど、強姦から性行為を恐れるようになったといっても、どちらかというと暴力や苦痛を恐れるのでなくヒーローに知られることを怖れている。
ヒロインは自分の値打ちはヴァージニティにしかないと思いこんで、それを失ったことをヒーローに知られたくない。よーく考えれば、付き合いだした時にそれは問題じゃなかった事がわかるはずなんだが…もしかして処女だって言った途端結婚を申し込まれたのかな?なら仕方ないか…
相応しくないと思ってるならもっと早期に離婚を言い出すなりすればいいのにと思わないでもない。ヒーローが承知しないとしても。
ヒーローはヒロインに嘲りや不快な表情は見せてたけど、憐れみや同情は見せてない。
ねたばれあらすじ
3年前、17歳の妹を養うウェイトレスだったヒロインは、店主のいとこの甥であるヒーローと店で出会いお互いに一目ぼれ。深い関係に進みそうになった時、ヒロインはヒーローに自分が処女だと告げると、大喜びしたヒーローは初夜まで待つと態度を変えた。ヒロインは、ヒーローは自分でなく自分の純潔を愛してるのではないかと思う。
ヒロインは結婚式の1週間前に駅のエレベーターで二人の男に強姦される。
当時ヒーローはそばにいなかった。外傷はないためヒロインはそのまま日常をすごし結婚式を挙げるが、初夜に恐怖心が甦り理由は言わずヒーローを拒絶する。
妹が家を出たのを期にヒロインは寝室を別にし、ヒーローが精神的に追い詰められているのを知ったヒロインは妹の所へ身を寄せる。しばらくはヒロインに戻るように言っていたヒーローだがそれも途絶えた。
1年前、妹が事故で死亡した時に電話をかけ秘書に伝言を頼んだがヒーローからの連絡はなかった。
ヒロインは葬式の費用を借りた男の店で働き出したが、返済に困りつい手を出したギャンブルに負け5千ポンドの負債を負い、すぐに返済しないと身体で払えと迫られる。
窮したヒロインは離婚して5千ポンドを貰おうとヒーローに頼むが、ヒーローは店と男の名を聞きだし、ヒロインを自分の部屋に閉じ込め、自分で出かけてヒロインの借金を清算し退職させヒロインのアパートを引き払う。
妻として新しい生活を始めろと、ヒーローはヒロインを結婚当初に住んでいた家へ連れて行く。 -
R1486
ラテン系ヒーローとの恋物語 (ハーレクイン・リクエスト)