おやすみなさいのほん (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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本棚登録 : 1021
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000054

感想・レビュー・書評

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  • タイトルのとおり、色々なものにおやすみなさいを言う絵本。
    キリスト教が背景にあるだろうと思われる。
    絵は、配色が抑えめで、線やタッチも大きく・太くとられているように感じました。
    文章・ストーリーも端的なので、シンプルな印象の絵本でした。寝る前にちょうどいいと思います。

  • 児童書という広大なブルーオーシャンの水先案内を果たしてくれた渡辺茂男「心に緑の種をまく―絵本のたのしみ」で紹介されていた一冊。
    児童書、特に絵本のコーナーには、書店でも図書館でも小学校卒業以来近寄ったことがなく、自分が読んだ記憶があったり、読んだことはないけれど名前は聞いたことがあったりする数冊以外はどんな本があるのか見当がつかなかった中、まずは名作だと推されているものを買ってみようと縋ってみたのでした。

    首が座ったころに買ってきたのですが、読み聞かせを聞いてくれるようになったのは最近になってから。
    絵柄も色遣いも穏やかなので、年中さんくらいにならないと興味を引くのが難しいかもしれません。

    「夜になったらみんな眠る」お話で、小鳥や魚や羊や猿やライオンや野ねずみや、帆掛け船や自動車やトラックや飛行機まで、色んなところで色んな方法で、みんな眠ります。
    もちろん子供もです。

    抑えた色遣いと優しいタッチのイラストを眺めつつ、「ねむたい ことりたち」「ねむたい さかなたち」の繰り返しを聞いているうちにだんだん眠くなって、最後のページで神様にお祈りをした後、本を閉じて「おやすみなさい」してくれると素晴らしいのですが、眠くなるのは読み聞かせている親ばかり、寝てほしい本人はなかなか簡単には寝付いてくれません…。

    むしろ自分で読むと、眠りに落ちる寸前の平穏さに満ちたイラストと石井桃子先生の静かな訳の本文で気持ちが落ち着き、繰り返しフレーズで眠くなり、最後のお祈りで清々しい気持ちになって眠りに就けるように思います。ここ数日、この本を読んでから寝ています。

    それにしても思うのは、寝かしつけに関する絵本の多さ。どこのお家も苦労してるんでしょうね。寝てくれないのは自分のところだけではないと思うとちょっと救われた思いがしますw。

    • nejidonさん
      hanemitsuruさん 、はじめまして(^^♪
      この本、いいですよね。
      小さな子のお話会の最後に、よく読みます。
      夕方ということも...
      hanemitsuruさん 、はじめまして(^^♪
      この本、いいですよね。
      小さな子のお話会の最後に、よく読みます。
      夕方ということもあり、みんなすぐに帰りたくなるようです・笑
      丁寧なレビューに感心してしまいました。
      またこちらを読ませていただきますね。
      2020/06/05
    • hanemitsuruさん
      nejidonさん、コメントありがとうございます。
      楽しい絵本や面白い絵本もいいですが、気持ちが落ち着く絵本もいいものですね。子供ではなく...
      nejidonさん、コメントありがとうございます。
      楽しい絵本や面白い絵本もいいですが、気持ちが落ち着く絵本もいいものですね。子供ではなく自分のお気に入りの1冊になりました。
      子どもが出てきて終わりではなく、最後に神様にお祈りするところも好きです。

      図書館でのお話会や読み聞かせ会、いつになったら再開できるんでしょうね…。
      2020/06/05
  • 生き物も乗り物も眠る。夜の静寂を読んだ絵本。

  • 2017.8.1
    この黄金の表紙、よく覚えてる。これぞおやすみなさいの絵本。ゆったりゆったり世界中のおやすみなさいを味わって、静かに静かに眠りに落ちたい。おやすみなさい。


  • 主人公:
    舞台となる年代・地域:アメリカ 
    主題:おやすみなさい
    対象年齢:幼児
    文章:
    挿絵について:色鉛筆的?ちょっと独特な絵
    内容:暗くなり魚も動物もみんな眠りにつく
    特記:フォントが大きい、絵も画面に対して大きい、子守唄のよう
    最後に祈りがあり宗教色 穏やかな声で読みたい
    魅力的な点:

  • 読了

  • 1944 コールデコット賞受賞作品
    A Child's Good Night Book
    「夜になると、みんな眠ります。小鳥は頭を翼の下に隠して眠ります。魚は目を開けたまま眠ります。羊たちはいっしょにかたまって眠ります。森のけものも、カンガルーも眠ります。そして、生きものばかりではなく、帆掛け船、自動車や飛行機も眠ります。人間の子どもたちも、お話をやめ、お祈りをして、ふとんに入り眠ります。リズミカルなことばとあたたかい絵が、幸せで心地よい眠りの世界へ誘います。」

  • 母は好きだが、こどもにはいまいち響かないマーガレット・ワイズ・ブラウンの世界。

  • 夜日が暮れて、鳥や魚やヤギや飛行機なとなど
    いろんなものにおやすみなさい
    寝る前にゆったり読めそうです
    最後神様(イエス)にも伝えるので宗教的な感じにはなります

    読み聞かせ時間は4分弱になります

  • かみさま
    あなたの けものや
    うたう ことりたちに
    しあわせを めぐみ、
    ものいえぬ
    ちいさな ものたちを
    おまもりください

    キリスト教でしょうか。良いお祈りですね。

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著者プロフィール

1910年、アメリカ・ニューヨーク州で生まれる。4つのペンネームも使って100冊を超える作品を世に出した。現在まで出版されつづけ、親しまれている絵本も多い。邦訳作品は『おやすみなさい おつきさま』(評論社)、『ぼくにげちゃうよ』(ほるぷ出版)など多数。レナード・ワイスガード絵のコルデコット賞受賞作『ちいさな島』(童話館出版)と同銀賞作『まいごになった子ひつじ』(長崎出版)は、ゴールデン・マクドナルドというペンネームで書かれている。1952年没。

「2023年 『こねこのさがしもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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