おそうじを おぼえたがらないリスのゲルランゲ (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834003994

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  •  11匹兄弟の末っ子、小さなリスのゲルランゲは掃除が嫌いで怠けてばかり。とうとう家を追い出されゲルランゲだったが、「ぼく、ごはんなんかいらない。野宿をしたっていい。オオカミにたべられたっていい。でも、ぼく、おそうじはおぼえたくないや」と意地を張る。すると、本当にオオカミにつかまってしまい……。

     ゲルランゲの突飛な理屈に翻弄されるオオカミたちが愉快。キツネ、アナグマ、フクロウたち脇役の性格もユニークに描き分けられているが、ゲルランゲの理屈をちゃんと受け止めてしまう点はみんな同じで、そこが楽しい。ナンセンスなユーモアがたっぷりで、初めから終わりまでクスクス笑える。躍動感ある明るい挿絵も魅力的。

    「ぼく、たべられてもいいんです、オオカミさん。でも、おそうじはおぼえたくありません。」
     オオカミは、あんまりびっくりしたので、大きな口を、またしめたくらいでした。オオカミは、子リスをよくよくながめてから、耳をぽりぽりかきはじめました。
    「このはなしは、わしにはややこしすぎる」ようやく、オオカミはいいました。

  • おおかみがこりすのたべものを分かってなかったり、いえをどこにつくるか分かってないところがおもしろかった!

  • たのしかった

  • なんと言われようとそうじが嫌いなゲルランデ。家を出なければならなくなろうと、おおかみに食べられそうになろうと嫌いなものは嫌い。逃げるための戦略だったのかそれともただただ正直にマイペースなだけなのかはわからず。翻弄されすぎなオオカミとどこまでも自分を貫くゲルランデ。表紙からもわかるよね、ゴーイングマイウェイ感が。

  • 昔読んだ覚えはあるけど、話の筋は覚えてなかった。

  • 振り回されてしまうオオカミの姿が滑稽です。

  • リスがオオカミにたべられなかったから、どうしてだろうとおもった。

  • 多摩図書館が編集した、子どもへの読み聞かせに適した推奨本の一冊。

    冒頭の、「起承転結のはっきりした話で、具体的なことがらが目に見えるように書かれた文章」で、「絵本に親しまないまま大きくなった子供でも、抵抗なく本の世界に入っていける」という章で紹介。

  • とてもおもしろかった。リスのゲルランゲは賢いなぁと思った。

  • おもしろい。りすが天然なのかしたたかなのかわらかない。

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