ざっそう (かがくのとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834004717

感想・レビュー・書評

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  • とある空き地が舞台となる、雑草たちの春から秋の生態です。草の名前が書いてあるのが嬉しいですね。人間に根こそぎ除草されても、「じっと まっていた たねたち」のしぶとさ! まさにサバイバル!

  • よく見かける名前は知らない雑草。子供達もこれ知ってるーと盛り上がりました。花摘みが好きな子におすすめ

  • 雑草という名の草はない、と言います。
    一つひとつの植物を眺めてみると、たくましくて、咲かせる花も美しかったりします。
    野原の草のにおいは、好きです。

    とは言え、
    庭の雑草は、手放しでは喜べないです~。
    抜いても抜いても、ぐんぐん生えてくるのですから。(タメイキ)

  • 「雑草のたくましく生きる姿を描いた絵本

    春、空き地はいろんな草でいっぱいになる。草たちは地面のとりっこをしている。仲間同士、かたまりあって葉をひろげ、茎をのばして一生懸命。ぐずぐずしている、ほかの草に負けてしまう。夏になると、夏の草たちがものすごい勢いで伸び始める。秋になると草たちは種を落として枯れていく。勝手気ままに生えているように見える雑草が、互いに激しい生存競争をくり広げている。必死で生きる雑草の姿を優しく鋭く描いた絵本。」

  • Y
    4歳4か月

    K
    6歳8か月

  • 四季の雑草が描いてあるのがいい
    「どんな くさでも にんげんには かなわない」
    からの
    「ところが どうだろう。いっしゅうかんめ、くさたちは もう めを だしている」

    そして最終ページに秋の雑草を描き、冬と春を想像させる
    そこがこの本ならではの視点だと思う

  • 息子7歳6カ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り) ◯
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他

    図書館から借りてきた本をいつもいっかしょに集めて山のようにしておくのですが、
    その山からまずとりだしたのがこの本。
    男の子が好きそうな本が何冊もあるなか、題名だけみてこの本をまず選ぶのは、息子らしい。

    道端ですぐにみつけられる「ざっそう」。よく目にする草花がでてくるので、春のお散歩のおともにオススメです。散歩にもっていくには、すこし大きめかしら。

  • 甲斐さんの番組を観ました。雑草を見て「やってるやってる!」と嬉しそうな甲斐さんの雑草愛を感じます。

  • 絵の精密さ、生態系の正確さが素晴らしい。

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著者プロフィール

甲斐信枝

1930年広島県生まれ。広島県立高等女学校在校時より、画家の清水良雄に師事。慶応義塾大学で教授秘書として勤務後、童画を学ぶ。1970年に紙芝居『もんしろちょうとからすあげは』を出版、以後、身近な自然を題材にした科学絵本を手掛ける。5年にわたり、比叡山の麓で畑の跡地の観察を続けて描いた『雑草のくらし あき地の五年間』(1985年刊)で第8回絵本にっぽん賞、第17回講談社出版文化賞を受賞。 2016年11月放送のNHKドキュメンタリー「足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ」で密着取材され、大きな反響を呼ぶ。著書に『たねがとぶ』『稲と日本人』『小さな生きものたちの不思議なくらし』など。

「2020年 『あしなが蜂と暮らした夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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