レ・ミゼラブル〈上〉 (福音館古典童話シリーズ 31)

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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (632ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834013528

作品紹介・あらすじ

逃亡の果てにジャン・ヴァルジァンが見出したものは-。19世紀前半のフランス。過酷な運命を背負った一徒刑囚と社会の底辺に生きる人びとが織りなす人間ドラマ。小学校上級以上。

感想・レビュー・書評

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  • 16歳の私の人生を変えた本。
    一言の感想に尽きます。感想は山ほど書きたいけれど地獄のような私の人生と人生観を変えてくれた一冊です。死ぬまでに読んで絶対後悔しない本です。

  • 長いので読んでいなかったのですが…(-_-;)
    映画を見る前にと、読んでみました。
    おもしろかったぁ。高学年~中学生に
    tomy

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「長いので読んでいなかったのですが…(-_-;)」
      そう言う人が圧倒的に多いのでは?
      私は「「レ・ミゼラブル」百六景」を読んで、原作を読んだ...
      「長いので読んでいなかったのですが…(-_-;)」
      そう言う人が圧倒的に多いのでは?
      私は「「レ・ミゼラブル」百六景」を読んで、原作を読んだ気になるつもり(手抜きです)。。。
      2013/02/25
  • ブックオフ。各300円。これは、読んでおいてよかった。

  • なんてユーモラスなんだろう!読み出すと止まらない。訳も違和感がなく素晴らしい。そしてこの本をさらに惹きたてるのは、数名の絵師による挿絵。『レ・ミゼラブル』を読むにあたって、本そのものがいくら重くとも、福音館書店のものを選んで良かったと思う。

  • たった1個のパンを盗んだために囚人となったジャン・ヴァルジャンの数奇な運命を、19世紀前半の混乱したフランス社会を背景に雄大に描いた大河ロマン。

  • レ・ミゼラブルは全訳なら岩波文庫で良いんですけど、あえて子供向けのこっち。全訳だと当時のパリ事情とか政治とかトリビアルな情報がいっぱい余談としてあるんですが、これはばっさりカットして話の本筋に集中できるようになってます。それに、文体がこっちの方が訳者のこだわりを感じて好き。完全に趣味の話になりますが。<br>
    挿絵も良い。

  • 言わずとしれた不朽の名作。読む前からジャン・バルジャンやファンティーヌの不遇を知ってたから食わず嫌いが発症して読んでなかった。そして時間ができたから読んでみたけど、かなり面白い。最初のビアンヴェニュー閣下の話の時点で、ユゴーの話の運びの良さが発揮されていた。さらに読者の想像の先を見越したかのようなストーリー。100年以上経っても笑える冗談のセンス。ずば抜けた稀代の文筆家だとわかった。フランス語で絶対読みたい作品ができたから、まずは日本語版を読破して、いずれフランス語版を手に入れようと思う。下巻に関しては、今のところ普通の青年マリウス君がどこまで頑張るかが見どころです。あと個人的にはジルノルマンの「おまえ、どうしようもないアホだな」がツボでした。

  • 学生時代、岩波の豊島訳で挫折したのを再挑戦(今回は縮約版)。

    「忘れてはいけません、あなたが心の正しい人になるためにこの銀を使うと約束したことを」ミリエル司教の言葉に涙が止まりません。心のど真ん中に響きます。教会の前に静かに跪くジャン・ヴァルジャンの影が、悲しい。けど、信じられる。人は変われるんだ、と。

    19世紀の西欧、身分は固定され、犯罪者は日の目を見ることがない社会。大多数の市民が、生きていくだけの時代。なかなか時代背景までは、理解できないけど、手工業から工場生産への転換期。資本主義自身もまだこれから。生活は働いても働いても市民は食べていくのが精一杯。仕事がなければ生きていけない。厳しい時代だったハズ。

    本書も恐らく半分くらいはカットされていると、思われるけど、映画やミュージカルで描かれない場面も多く、一場面ずつ納得がいくようでした。

    原書でも描かれていないけど、マドレーヌとして工場長になるまでの8年間を想い描く。ジャン・ヴァルジャンの人相まで変わっている。それが”ミリエル司教の力”だったんですね。だから、荷車も助けるし、他人の裁判にも自首するし、…。言葉をなくします。

    余談ですが、マドレーヌ市長逮捕後の街の状況が描き出される。市長亡き後、工場は分割され信用が落ち、注文もなくなる。休業破産の嵐で、なにもかも消滅した、と。これが、普通の世間なのかもしれない、と納得してしまいました。

  • 心から泣ける本。ジャンバルジャンは正義か悪か。

  • ジョンバルジャンがかっこいい。

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著者プロフィール

1802年-1885年。フランス・ロマン主義を代表する詩人・小説家・戯曲家。10代の若さで詩人として国王ルイ18世に認められるなど、早くから頭角をあらわす。すぐに戯曲や小説を発表するようになり、1831年に『ノートル=ダム・ド・パリ』、1862年にフランス文学界の頂点といわれる『レ・ミゼラブル』を発表して、不動の名声を獲得。政界にも進出したが、激動の時代により亡命生活も経験している。

「2022年 『ノートル=ダム・ド・パリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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