ちょっとまって (日本傑作絵本シリーズ)

著者 : 岸田今日子

• 福音館書店 (1998年5月20日発売)

感想・レビュー・書評

[alouette18さんの感想 · 2022年6月15日]

岸田今日子さんと娘さんのエピソードと佐野洋子さんの絵。

岸田さんが娘さんに語っているままの文なので、私の話し口にはちょっと合わず、自分流に変えて。

それぞれの場面の絵はとっても素敵なので、そうやって自由に読むのもありかと思います。

親子でぜひ。

[unknownさんの感想 · 2018年9月8日]

こねずみシムくん、お使いを頼まれてその度にリボンをつける、
シムくんのお誕生日会のオレンジ、いらずらミミズの緑、りすの迷子の真っ赤、チョコレートの茶色、亀のムズムズの紫
最後にはごちゃごちゃになるけれど、なんとかなる。

[F本さんの感想 · 2017年11月24日]

ある朝ねずみのシムくんは、母さんからおつかいを頼まれました。「同じ森に住むまゆさんに、お誕生パーティーに来てくださいって伝えてきて」。忘れん坊のシムくんが忘れないよう、母さんはオレンジ色のリボンを結んでくれます。お誕生日の「お」はオレンジ色の「お」。
ところが、おつかいの途中で森の住人たちからも次々に言伝を頼まれ、その度に色とりどりのリボンを結ばれたシムくんは縞々に……。

故・岸田今日子さんがまだ小さかった頃の娘のまゆさんのために作ったお話。
当時まゆさんは縞模様のねずみのぬいぐるみがお気に入りだったそうで、その縞模様はどうやってできたのか？をこんなに可愛らしいストーリーにして、語り聞かせていらっしゃったのですね。
お話の中にまゆさん本人も登場し、森の動物たちと仲良く暮らしているのもめっちゃ素敵。

読み終わってから裏表紙を見て「なるほど！」と思いました。

[hito-kotoさんの感想 · 2017年7月8日]

岸田今日子（１９３０．４．２９～２００６．１２．１７　享年７６）作　＆　佐野洋子（１９３８．６．２８～２０１０．１１．５　享年７２）絵「ちょっとまって」、１９９８．５発行です。図書館の絵本コーナーで見つけたのですが、我ながらいい絵本をみつけたなと思いました(^-^)こねずみのシム君とまゆさんの物語。お願いをされるたびに、忘れないように体にリボンを結んでもらうシム君が可愛いです。そういえば、私も子供の頃、忘れないように腕に輪ゴムを巻いたことがありました(^-^)今また必要になりましたね(^-^)

[junkotetuさんの感想 · 2016年11月20日]

色々な事頼まれると、分からなくなっちゃうわよねー

[fu-sen-usagiさんの感想 · 2015年7月12日]

シマネズミのシムくんがおつかいにでかけます。お母さんはシムくんがご用を忘れないように、首にリボンを結んでくれました。「おたんじょうびの『お』はオレンジ色の『お』」
ってね。ところが、おつかいの途中でみんなからご用を頼まれて、いろんな色のリボンを結ばれちゃうのです。
シムくんは全部覚えていられるかしら…。

[arukudesuさんの感想 · 2014年2月9日]

伝言を忘れないためにどんどんリボンだらけになっていくシマくんの様子がとてもかわいらしいです。

[ouiさんの感想 · 2013年12月21日]

岸田姉妹そろってとてもいい物語を書く。遊び心にあふれながらも、どこか甘えを許さない厳しさもあって、背筋ののびる内容。

[unileafさんの感想 · 2011年11月24日]

UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
（送り先の住所などはここに書かないでください。）

[kwgfb263さん · 2013/05/23]

貸出希望

[halco39さんの感想 · 2011年11月6日]

みにぴ　ミク氏　2011.09.10

著者プロフィール

岸田今日子　岸田今日子（きしだ きょうこ）　（１９３０－２００６）東京生まれ。文学座、雲を経て、演劇集団・円所属。女優、「円・こどもステージ」の企画者として活躍。舞台の出演作に『サロメ』『欲望という名の電車』『更地』など。映画に『砂の女』『秋刀魚の味』など。テレビに『傷だらけの天使』『あ・うん』など。ムーミンの声優としても知られる。絵本に『ちょっと まって』(絵・佐野洋子・福音館書店）がある。

「2010年 『パンツの はきかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」