ぼく、だんごむし (かがくのとも傑作集 どきどき・しぜん)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 1390
感想 : 109
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  • Amazon.co.jp ・本 (27ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834020830

作品紹介・あらすじ

子どもたちに人気のダンゴムシ。でもその生態は案外知られていません。じつは昆虫ではなく、エビやカニと同じ甲殻類のなかまなのです。その固い外皮を作るためにはカルシウム分が必要なので、時折コンクリートを食べています。だから、わたしたちの身近でよく見られるのですね。落ち葉をはじめ、いろんなものを食べる「自然界のお掃除屋さん」ダンゴムシ。そんなかれらの生態を暖かく親しみやすい貼り絵で描いた自然観察絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • どこにでもいるだんごむしのことがよく分かる絵本。コンクリートや石も食べるよ。切り絵風の絵がいい。

  • 均一に太陽が当たるようにと植木鉢をちょっとずらしてみただけで、ダンゴムシはうようよといる。
    それほど身近な生き物なのに、案外その生態は知られていない。
    「ダンゴムシってね、虫じゃないんですって。じゃあ、何でしょうね」と言いながら読み始めると、まぁそれは食いついてくる。

    ダンゴムシが一人称で語る生態の説明が、とても分かりやすい。
    切り絵で出来たイラストは簡素で見やすく、遠目も効く。
    コンクリートや石まで食べるとか、四角いうんちをするとか、特に脱皮もするというところで、もう「へぇぇぇ!」である。
    もちろん、大人も。
    その上脱皮後の栄養豊富な皮を食べちゃうなんて、いやもう、その生き方の必死さに応援さえしたくなってくる。

    ところで、ダンゴムシは虫じゃなくて何かというと「甲殻類」の仲間。
    ああ、そうか。昆虫なら足が6本のはずだものね。
    と、私のぼんやりした頭にもぽっと灯りが点く瞬間だ。
    そして、誰かにそれを言いたくてたまらなくなってくる(笑)。
    最後は飼育の仕方まで書いてあって、【あきの おわりになったらきみが ぼくを みつけたところに そっと かえしてほしいんだ】とある。何だかとっても素敵だなぁ。

    約8分。4,5歳から。
    こんな面白いかがく絵本に触れることが出来て、今のお子たちは幸せだわ。

  • 子どもの人気者ダンゴムシの科学絵本
    知らないことばかりで
    子どもより親がビックリしてばかり!

    この絵本を読むとダンゴムシを飼いたいと
    言い出すのが困るけれど親子で楽しめる絵本

  • 息子が2歳になり、ダンゴムシに興味を持つようになり購入した本。ダンゴムシはどこに住みら何を食べ、どんな特徴があるのかを絵本形式で学べます。
    ダンゴムシはコンクリートを少し食べることで体の調子が良くなるんですって。知らなかったなぁ。
    ページを捲るたびに、「むち!むち!(ダンゴムシ)」と指差して教えてくれるのがかわいいです。

  • ダンゴムシの赤ちゃんがお腹の薄い膜の中にできることを親も初めて知った。絵本を読んだ後、YouTubeで子どもが産まれる様子を見て、とても勉強になりました。

  • 2018/10 2歳
    —————
    2020/05 4歳
    だんごむし大ブーム、毎日山ほど捕まえてくる。
    この絵本も何度も読んだ。

  • 1歳5か月

    いつもだんごむし、みつけてさわっているくせに、あまり見ようとはしない。表紙見て、1ページ目見て、読もうとすると、他の本を見たがる。通しで読んだけど、まだまだ難しすぎるかもしれない。
    大人が見て面白い本。石やコンクリートを食べるなんて、そうだったかな?っていう感じ。

  • だんごむしの一人称で語られるだんごむしの暮らし。
    味のあるちぎり絵と親しみやすい口調で、すっかり娘3歳のお気に入りに。
    絵本を読んでいない時も、「ぼくだんごむし!」となり切ったり、スーパーボールをだんごむしに見立てて飼っているごっこをしたり。
    こんなに興味を持つとは!
    これまでまるで興味のなかった私も、びっくりな生態を知ってちょっと好きになりました。
    シリーズで色々な虫が出ているようなので、そちらも楽しみ。

  • 体をまるめたのに、とりとか、トカゲとか、
    かえるに食べられちゃった子がかわいそうだったから、
    あんまりすきじゃない

    がんばれ!だんごむし

  • だんご虫大好きな2人にピッタリ!!!
    3歳の子供にもよく理解できるだんご虫の生態が分かる
    絵本です。
    この本のおかげで、ただいまだんご虫4・50匹飼育中・苦笑

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著者プロフィール

得田之久/1940年神奈川県横浜市生まれ。明治学院大学社会学部在学中から昆虫をテーマにした絵本を描き始める。主な絵本に『かまきりのちょん』『昆虫』(いずれも福音館書店)『むしたちのうんどうかい』『ばななせんせい』『くろねこさん しろねこさん』[産経児童出版文化賞]『きょう、おともだちができたの』(いずれも童心社)、紙芝居に『てんとうむしのテム』など多数。

「2023年 『紙芝居 あげはのルン [フランス語版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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