とんが と ぴんが のプレゼント (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 126
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834023770

作品紹介・あらすじ

ハリネズミのとんがとぴんが、ニコラスおじいさんがはいた靴下に穴があいていると、気づきました。2匹はどんなクリスマスプレゼントをおじいさんにあげたのでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 4歳6ヶ月。図書館自選。

    クリスマスの絵本。
    そしてミステリアスでおしゃれな
    絵本作家・スズキコージさんの絵本を
    娘が自ら選んだ。

    「毎年たくさんプレゼントをあげているサンタさん。でも、サンタさんにプレゼントをあげる人っているの?」

    ふたりのハリネズミは疑問に思い、
    穴の開いた靴下を履いていたサンタさんに
    来年は真っ赤な靴下をプレゼントしたいと考えた。

    一年間かけていろんな人と出逢い、
    一生懸命働いてステキな靴下を
    サンタさんに届けたふたり。

    ただ手に入れて渡すだけじゃなくて
    送る相手のことを考えて
    そのために自分の時間を使う。
    なんてステキなのだろう。

  • [江戸川区図書館]

    クリスマスコーナーから借りてきた一冊。
    すずきこーじさんの独特の絵が目をひく本で、内容はとても可愛らしい心温まるおはなし。

    とんがとぴんががサンタのニコラスおじさんにプレゼントを用意するのに、1年もかかるの!?と思ったのも束の間、春、夏、秋、冬…と準備の過程に納得。

    とてもインパクトのある絵だったので、本を見ないでお話を読んで、見開きを読んだら見せる、というふうに読み進めてみた、初の試み。
    頭の中で思い描いた絵と実際が同じかどうか、その違いが画風や画力の構造面だけなら絵本になるようなセンスの良さの実感になるだろうし、内容違いなら精読(聴)力を養えるかもだし、と。

    そしたら、春、夏と続いて秋も同じ構図だと思ったらそこから少し変わっていく。作者は直感で展開というかテンポを変えただけかもしれないけど、ちょうどたまたま、そんな読み方をしていた時の作られ方の変遷があったので、余計に面白く楽しめた。

  • サンタクロースと一緒にすんでいるハリネズミの夫婦がサンタクロースにプレゼントをしようと赤い靴下を作る旅に出る。
    羊飼いのところで仕事をして羊毛を手に入れ、糸紡ぎのところで仕事をして羊毛を毛糸にしてもらい、染屋のところで仕事をして毛糸を赤く染めてもらう。
    赤い靴下を作ってもらおうと機械仕掛けの仕立て屋のところへ行くが断られてしまう。
    もうすぐ1年が経つのでクリスマスイブに間に合わなくなってしまう…。
    2匹は発明家の一家に辿り着いた。
    発明家の家族は編み物を作る機械を発明したのでハリネズミの持つ赤い毛糸で試させてくれ、と言う。
    みごとに赤い靴下が出来上がり、クリスマスイブに間に合った2匹はサンタクロースと一緒にクリスマスを祝うのだった。


    発明家の機械が失敗するのではないかとハラハラしたけれどそんなことはなくてよかった。
    1年掛けて靴下を作るなんて大変。

  • 7'00"

    クリスマスに。
    2匹のハリネズミがサンタさんに
    1年がかりでプレゼントを作るお話。

    スズキコージさんの絵なので
    どんでん返しがあるかと思いきや
    西内ミナミさんらしい ほのぼのとした話。

    独特の世界観がある絵は子どもが
    手に取らないかもしれないのでもったいない。

    個人的にはおとぎ話っぽい絵で好きだけど。

  • 色がキレイ。息子がじっと見ていた。

  • (2015-03-04)

  • 昔話っぽいのに、近代的。

  • 赤い靴下のなんと暖かそうなこと!

  • 平成22年12月10日 1年生。

  • エレックさんのところにも良い事が?

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著者プロフィール

児童文学者。日本児童文学者協会会員。作品に『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)、『しっこっこ』
(偕成社)、『ペンギンペペコさんだいかつやく』『クーのおるすばん』『The Bean Counting Song まめのかぞえうた』(以上、鈴木出版)など多数。

「2019年 『Shopping Parade』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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