ゆうちゃんとめんどくさいサイ (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024142

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  • ゆうちゃんは朝起きても服に着替えず歯も磨かないでパジャマのまま。
    そうしていると歯が伸びてキバのようになってしまった。
    キバの生えた子はオオカミの子とお母さんに言われるのでそのままオオカミの元へ。

    オオカミは人数が多いと思いつつも子どもとして扱うけど、手を洗わないでご飯につくと今度は角が生えてきて、鬼の元へ行くことに。
    鬼のところへ行くと今度はしっぽが生えてきて、トロルのところへ。
    トロルのところではパジャマを来ていたけれどベットが足りなく、更に人間だとばれて追い出される。
    歩いて行った先はめんどうくさいサイのすみかだった。
    めんどうくさいサイはぐうたらで何にもしない。
    ゆうちゃんはさすがに手を洗いたくなって手を洗い、歯を磨くとキバも落ちて、髪をなでると角は落ち、しっぽも取れてお母さんの待つ家へ帰るのだった。
    めんどうくさいサイは追いかけるのもめんどうくさい…。

    ゆうちゃん、ずぶとい。
    このめんどうくさいサイというモンスター、嘘をついたときに現れたモンスターの話に出てきたモンスターみたい。

    きちんとしないとめんどうくさいサイになっちゃうよ、というのはいいかも。

  • めんどくさいサイがかわいくて、不思議な世界に子どもたちは黙って楽しんでいます。
    めんどくさいサイ。これも私が小さい頃読んでもらった大事な絵本。

  • ゆうちゃんはなんでも、「めんどくさい」
    朝、起きても服に着替えず、歯も磨かずに「めんどくさい」
    そしたら、歯を磨かないから牙が生えてきちゃった。お母さんにオオカミの子になりなさいと言われ、オオカミの家に行きます。でも、オオカミの家でもご飯の時に帽子を脱ぐのをめんどくさがったら、角が生えてきた。そこで、オニの子になりにオニの家に行ったけど、お風呂でお尻を洗わずにいたら、尻尾が生えてきた。そこで、トロルの子になりにトロルの家に行ったけれど、ベットが足りないから追い出され、たどりついたのは「めんどくサイ」の家。
    ゆうちゃんは立派なめんどくサイになることにしましたが・・・。 

  • こどものとも309号(1981年12月1日発行)
    4歳児に読みました。ゆうちゃん、悪い子だね…と言っていました。

  • ゆうちゃんはめんどくさがり。お母さんに叱られても、爪を切らず、お風呂に入らず。そのうち、「そんなめんどくさがりは、うちのこじゃありません」とお母さんに家を追い出されて、「そんなに爪が長い子は、うちのこに違いない」と魔女のお母さんに引き取られて……。めんどくさがりが治らずに、色んな家をたらい回しにされたゆうちゃんが最後に行き着くのが、めんどくさいサイの家。
    とにかく、お話の展開が好きだった。めんどくさいサイも大好きだった。初めから終わりまで、一言一句覚えるほど好きで、それでも寝る前に読んで欲しいと思うくらい好き。
    もう一回読みたい。

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著者プロフィール

児童文学者。日本児童文学者協会会員。作品に『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店)、『しっこっこ』
(偕成社)、『ペンギンペペコさんだいかつやく』『クーのおるすばん』『The Bean Counting Song まめのかぞえうた』(以上、鈴木出版)など多数。

「2019年 『Shopping Parade』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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