- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834024371
作品紹介・あらすじ
猟師が息子の七つの祝いのためにと、猟に出ようとしたところ、鉄砲が落ちて曲がってしまいます。曲がった鉄砲を携え出発した先で、最初に見つけたのは鴨。そこで撃った一発が鴨に命中、なんと13羽の鴨をつかまえます。その後も、鯉、ウサギ、キジ、キノコ、山芋、海老……と、まのいいときはこんなもの。猟師は次々に獲物を手に入れ、どっさり抱えて家に帰りました。運が運を呼ぶめでたい話。
感想・レビュー・書評
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2024.1.25 1-3
娘が「一石二鳥じゃなくて三鳥…十二鳥だね!」と嬉しそうに言っていた。
こんなラッキーがあったら最高だよね!と気持ちよく終われる。
5分ちょい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
間のいい猟師。
息子の七つのお祝いのために猟に出ると、あり得ないような幸運が次から次に舞い込む猟師さんのお話です。
もし宝くじで一等が当たったら……などと豪運の自分を想像した事が誰しもあると思いますが(ありますよね…?)、昔の人も同じだったのかなと妙に親近感がわきました。
ありがたい教訓も、怪異と出会ってハラハラドキドキも特にないけれど、吉事に吉事を重ねたようなおめでたいこの話。子どものお祝い事などの日に読んであげたい一冊です。 -
読み聞かせに。これは、面白いお話でテンポも良いので、幅広く使えます。読み聞かせの時は、絵が良いものを選びたい。(5分)
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「間がいい」ってどういうこと??
このお話を読み終えれば、「間がいい」の意味がよくわかります!
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「まのいい」とは、「間がいい」という意味です。
※間がいい→折がいい。いいタイミングである。運がいい。(コトバンク、デジタル大辞泉より)
はてさてこの猟師さんは、どう「間がいい」のか??
間がよかった結果はすでに、表紙に描かれているのですが、どうやってこんなに獲物を得たのか?が、この話の見所です。
しかしこの表紙絵、わたしにわかった獲物は魚だけでした…。
漁師の頭の後ろからはえている黄土色のものは、髪の毛かと思っていましたが、全然ちがいました。
24・25ページにちゃんと「どの獲物をどうくくりつけているか」、バックスタイルも含めてかかれていますので、間違い探しをするように、文章と絵をゆっくり合わせてみてくださいね。
小2の娘に読み聞かせをしましたが、どんどん起こる「間のいい」できごとに、「ええっ?!」となる娘でした。
「間がいい」という意味を知らずにこのお話を読んだ娘でしたが、読み終わったあと、「間がいいってどういうこと?運がいいってこと??」
と、自分で意味をくみとっていたので、びっくりしました。 -
7歳の息子の祝いのために、猟師が曲がった鉄砲を持って狩りに行くと、それはそれは驚いたことに次々と獲物がとれてしまう。
棚からぼた餅、人生の運をここで使い果たしてしまうんじゃないかという景気の良さが、語っていて気持ちいいです。 -
出始めが良くなくても、捉え方によっていくらでも好転する❣️
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2024.1.25 1-3
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こどものとも
まのいいりょうし
再話:瀬田貞二(せた ていじ)
画:赤羽末吉(あかば すえきち)
1973/11/01
1985/01/01.普及版発行
定価:220円
発行所:福音館書店
雑誌:03733-1. -
「猟師が息子の七つの祝いのためにと、猟に出ようとしたところ、鉄砲が落ちて曲がってしまいます。曲がった鉄砲を携え出発した先で、最初に見つけたのは鴨。そこで撃った一発が鴨に命中、なんと13羽の鴨をつかまえます。その後も、鯉、ウサギ、キジ、キノコ、山芋、海老……と、まのいいときはこんなもの。猟師は次々に獲物を手に入れ、どっさり抱えて家に帰りました。運が運を呼ぶめでたい話。」
まがいい=ラッキーと言いたくなるような、運のいいこと。漁師は鉄砲がへたくそで、まだ一度も獲物に当たったことがありません。でも今日はえものをたくさん手に入れて帰ってきました。まのいいことが、たくさんあったからです。