行け! シュバットマン (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834025514

感想・レビュー・書評

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  • おかあさんがスーツアクターという特殊な職業。その事をクラスの子たちには知られたくないと‥
    子どもの気持ちもわかるし、親の気持ちも分かる。
    受け入れられるかな?

  • 小学生男子の話し。
    お母さんがスーツアクター。
    友人のゲンはお寺の子ども。
    友情、将来、親子、恋ごころなど。
    絵もかわいい。

  • ★★★★☆
    お父さんはシェフ、お母さんは正義の味方シュバットマン!
    って、高学年にもなると、お母さんの仕事が恥ずかしい。
    まわりにばれないようにしていたが、ひょんなことでヒーロー好きのクラスメートと仲良くなって・・
    主人公がいい感じで力がぬけていてよかった^^
    (まっきー)

  • 親の職業について悩み、友人と競いあうつもりが段々と惹かれていく主人公。
    他人と比べたり、憧れたりするなかで自分を深く見つめる10才の男の子の話です。

  • お母さんがスーツアクターだったら。小学5年生の男の子のお話。

  • 選書会で、子どもたちが選んだ本。

  • 「なやんだり きずついたり 落ちこんだり」しながら成長する5年生の男の子の物語。

    直也の母は正義のヒーロー“シュバットマン”を演じるスーツアクター。
    それをひけめに感じている直也は、“恋敵”でライバルのげんがシュバットマンのファンであることを知る。

    母がシュバットマンであることを言い出せないでいると、家出したげんが父のやっているレストランにやってくる。そこに撮影の終わった母が帰ってきて...。

    心をうつセリフを3つばかり、シュバッと。

    だれよりも最低なのは、このぼくだ。かあさんが、あんなに恥をかかされていたのに、立ち上がって戦うことができなかった。p.99

    「『だれかのために』っていうのは、どんなに本気のつもりでも、しょせん自分の気持ちでしかない。そういうこだわりを捨てて、一度すなおにだれかになってみると、思いがけず見えてくる気持ちだってある[後略]」p.111

    「おれさ、坊主になるのがいやなんじゃなくて、坊主になる理由がないんだ」p.140

    文と挿絵の絶妙なバランス、福音館らしいていねいなつくりのハードカバー。

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著者プロフィール

ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科教授
児童文学作家・児童文学者
保育園・幼稚園・図書館・児童養護施設・老人保健施設・刑務所など様々な場所で絵本の読みあいを続ける。
『チャーシューの月』(小峰書店)で,日本児童文学者協会賞。
「長期入院児のための絵本の読みあい」(西隆太朗と共同研究)で,日本絵本研究賞。
『あららのはたけ』(偕成社)で, 坪田譲治文学賞。『こくん』(童心社)でJBBY賞。
主な著書に、『感じあう 伝えあう ワークで学ぶ児童文化』『「こどもの本」の創作講座』(以上、金子書房)、『保育をゆたかに絵本でコミュニケーション』(かもがわ出版)、『幼児理解と保育援助』共著(建帛社)など。

「2024年 『立ちあう保育 だから「こぐま」にいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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