のげしと おひさま (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
3.84
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本棚登録 : 180
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834081947

作品紹介・あらすじ

カエルやアリやチョウのように、自分もどこかへ行けたら……のげしはそう願っていました。でも、のげしは立っているだけで、どこにも行くことができません。のげしは大好きなおひさまに相談します。おひさまは、「わたしの光を一生懸命すいこんでいれば、きっとどこかへ行けますよ」と、のげしに伝えます。それから、のげしは朝がくるたびにはなびらをいっぱいに広げ、おひさまの光をすいこむのでした。そして、ある日……。

感想・レビュー・書評

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  • 「のげしは まいあさ めをさますと、はなびらを いっぱいに ひろげて
     おひさまの ひかりを すいこみました」

    自然の営みの美しさ、神秘さを感じさせる。素晴らしい。(5分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #のげしとおひさま #甲斐信枝 #福音館書店

  • 花が枯れるとかなしいけれど作者はそれを実りとして描き、旅立つことへの喜びを表現している。
    なんだか、甘くて切ない。 難しいなって思うけど、コドモは感覚でこれを受け止められるのだろうな。いいな。

  • 「カエルやアリやチョウのように、自分もどこかへ行けたら……のげしはそう願っていました。でも、のげしは立っているだけで、どこにも行くことができません。のげしは大好きなおひさまに相談します。おひさまは、「わたしの光を一生懸命すいこんでいれば、きっとどこかへ行けますよ」と、のげしに伝えます。それから、のげしは朝がくるたびにはなびらをいっぱいに広げ、おひさまの光をすいこむのでした。そして、ある日……。」

  • 科学絵本。のげしが綿毛になるまでの物語。春に読みたい。ぽかぽかします。

  • 秋だと思っていた春の絵本はこちらです。
    どこかへ行きたいノゲシのお話。(はつむらリーダー)

    90歳の絵本作家・甲斐信枝さんの記事
    https://news.yahoo.co.jp/articles/fb8b2ec334bf325f872821ac73032f0b260df4f3?page=1&fbclid=IwAR1bFvKTzqaXq-6o3TxAa7K-zZjTwERxwvmqauJLJAoJaxRvojcIDWIrVlE

  • 私の大好きな甲斐伸枝さんの「のげしとおひさま」です。

    皆から嫌われている雑草、見向きもされない雑草、そんな植物をテーマに時間をかけ、じっくり丹念に、描き続けているベテラン作家さんです。 「のげし」を知っていましたか?たんぽぽのような綿毛を持つ、道端でよく見かける雑草です。

    そののげしがチョウやカエルのように私も好きな所に行きたいなぁ〜と!芽生えた時から動くことの出来ないのげしがどう変わっていくのか?

    そしてそののげしを照らす暖かい日差しと優しく吹く風が、まるで私にも向けられているような気持ちになり、ゆったりとした時の流れがとても心地良く感じられる1冊です!

    丁寧に描かれた昆虫の動きも、今にも本から飛び出してきそう!

    最後のページは本当に素敵です!カエルものげしの旅立ちに大喜び〜! 以前にも#たんぽぽ #ざっそう を紹介していますが、春を感じるこの季節に日向ぼっこしながらこの絵本と共に過ごしてみてはいかがでしょう〜! .

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
    コメント欄に「貸出希望」と書いてください。
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    • tom0617さん
      この本、借りたいです。
      この本、借りたいです。
      2020/04/30
  • のげしが話せたら、こんなことを言うかしら。
    のげしは好きなところへ行ける虫たちがうらやましくてなりません。おひさまは、「わたしのひかりをいっしょうけんめいすいこんでいれば、きっとどこかへいけますよ」と言うのです。
    画家の植物へのあたたかいまなざしに共感して、のげしに会いに行きたくなりました。  4才くらいから。4分。

  • 著者の本を読んでいこうと思います。

    のげしがおひさまの言葉を聞いて、おひさまの光を吸い込んでいる様子が、散歩時の感じられる様子と重なりました。春風にのって綿毛を飛ばしている絵が素敵です!

  • ★★★★☆
    のげしはうごけないので、かえるさんやありさんやちょうちょさんやてんとうむしさんが、とってもうらやましいのです。
    そんなのげしさんに、おひさまは・・・
    あたたかな春のえほん。
    かえる~
    (まっきー)

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著者プロフィール

甲斐信枝

1930年広島県生まれ。広島県立高等女学校在校時より、画家の清水良雄に師事。慶応義塾大学で教授秘書として勤務後、童画を学ぶ。1970年に紙芝居『もんしろちょうとからすあげは』を出版、以後、身近な自然を題材にした科学絵本を手掛ける。5年にわたり、比叡山の麓で畑の跡地の観察を続けて描いた『雑草のくらし あき地の五年間』(1985年刊)で第8回絵本にっぽん賞、第17回講談社出版文化賞を受賞。 2016年11月放送のNHKドキュメンタリー「足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ」で密着取材され、大きな反響を呼ぶ。著書に『たねがとぶ』『稲と日本人』『小さな生きものたちの不思議なくらし』など。

「2020年 『あしなが蜂と暮らした夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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