- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834082913
作品紹介・あらすじ
五年生の清海忠志は、ある日、不良にからまれていた酔っ払いのおじいを助けてやる。助けてもらったお礼にと、道ばたで勝手に落語を始めてしまうおじい。めいわくに思う忠志だったが、なんとこれがめちゃくちゃおもしろい! それもそのはず、この酔っ払い老人は、名人と呼ばれる落語家、笑酔亭粋梅だったのだ。落語と衝撃的な出会いを果たした忠志が、落語を武器にさまざまな困難を乗り切って、文字通り時空も越えて大活躍!
感想・レビュー・書評
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読み聞かせ用。お笑い好きの子どもにドンピシャで、面白かった!落語にも興味を持ちはじめる。江戸時代にタイムスリップして、丁稚と友達になって、平林の世界をもっと知る。続編が楽しみ。
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あの、笑酔亭梅寿シリーズでおなじみの田中啓文さんの子供向きのお噺本。年寄りの私には、字の大きさといい、解かりやすさといい、もってこいの本。落語少年サダキチが落語に目覚めて、「平林」で大活躍。
これもシリーズで、既に四巻ほど出ているようなので、次々楽しみに読んでいきます。どんな噺がでてくるのか、楽しみでおますな。 -
落語ってすごいな。そしてサダキチの才能。物語もおもしろいし落語もおもしろかった。一気読み。
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「舞台は大阪、時は……。押しに弱い小学五年生の少年忠志が、ひょんなことから出会った落語を武器に、時空を越えての大活躍!五年生の清海忠志は、ある日、不良にからまれていた酔っ払いのおじいを助けてやる。助けてもらったお礼にと、道ばたで勝手に落語を始めてしまうおじい。めいわくに思う忠志だったが、なんとこれがめちゃくちゃおもしろい! それもそのはず、この酔っ払い老人は、名人と呼ばれる落語家、笑酔亭粋梅だったのだ。落語と衝撃的な出会いを果たした忠志が、落語を武器にさまざまな困難を乗り切って、文字通り時空も越えて大活躍!」
「お笑いファンの小学5年生、忠志。助けた老人から聞かされた落語がきっかけで、江戸時代にタイムスリップしてしまいます」 -
面白かった!
落語の解説も載っているので、興味を持つ子も多そう。
サダキチが落語と出会い、自分が落語をしてみる……という話なんだけど、そこにまさかのタイムスリップ要素も出てくる。等身大の少年が、タイムスリップと落語でちょっとずつ成長していく。
終始ギャグタッチなので男の子にすすめたい。 -
とり・みき氏がXで触れていたので読んでみた。
ジュブナイルだが大人でも十分面白く読める。
落語やそれが愛された時代の細かい蘊蓄もなるほどと読めたし 次回以降の伏線であろう部分も多くこれは次回作も楽しみになるだろう。
朝倉世界一氏の挿絵も雰囲気バッチリで良い。
いや掘り出し物でした。 -
落語を好きになった小学生忠志が江戸時代にタイムスリップ。まるで落語のような世界で活躍する。
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子供と読みました。普段落語とか全然聞かないし知らないのですが、お話のテンポが良くてドンドン読めました。「平林(たいらばやし)」おもしろい!落語っておもしろいんだ!と思いました。オチまで書いてないのに、つかまれました。オチを知りたいので検索します。
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40年ぐらい前の昭和の小学生時代を思い出す。大阪弁が生きてる文章が好き。関西人やのに、西宮という土地柄はどうも「標準語」の人が多く居心地が悪いのだ。まぁそんなことはどうでもええけど。小学校の同級生が落語会を開いた時のこと、そしてその後そのうちの一人が真打になり、ほんまもんの噺家になったことを思い出しながら読んだ。
江戸時代の大坂、番頭さんや丁稚が出てくる船場の様子、そしてなんといっても落語の元祖と呼ばれる米沢彦八まで登場する。続きもあるらしいので、楽しみにしている。
これ、ラジオドラマにならへんかなぁ?なんて思っている。緊急事態宣言で寄席へも定席へもなかなか寄り付かれへんよってに。 -
忠志も、学校の友達に先生も楽しい~。
それにしても、忠志改めサダキチが落語を始めるきっかけときたらw
挙げ句、落語の練習中にあんなことが起こるとは!
そこで出会った友吉が頼りなくていい味だしてる。
お侍さん、人は見かけによらないね。
シリーズあと2冊手元にあるので先が楽しみ。