オニのサラリーマン しゅっちょうはつらいよ (日本傑作絵本シリーズ)
- 福音館書店 (2017年10月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834083668
作品紹介・あらすじ
地獄勤めの赤鬼オニガワラ・ケンと同僚のオニジマは、えんまさまから出雲出張を命じられ、「ぜんこく神さまサミット」の会場警備を手伝うことになりました。飛行船に乗りこんで出雲へ向かい、稲佐の浜に来てみれば、日本じゅうからやってくる神さまたちで大混乱。ふたりは案内やら警備やらあっちこっちてんやわんやしながら、神さまたちをお迎えします。開会を告げる神つどいの迎え太鼓が鳴り響き、出雲の夜はふけていきます。
感想・レビュー・書評
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オニのサラリーマン(略してオニサラ)シリーズ、第2作!
地獄の鬼がどこに出張するの??とおもったら、出雲の国の「全国神さまサミット」の手伝いに駆り出されてたのでした(笑)
鬼なのに、神さまの手伝いせなあかんの??なんで??と思いながら読んでいたら、「なあオニガワラ、神さんたちのかいぎやのに、なんでオニやらようかいやらが、てつだいにかりだされんとあかんねん。よういわんわ」(引用)と、しっかり本文でもツッコミ入ってて大笑いでした!
鬼といえどサラリーマン…上司であるエンマ様に命じられた仕事は、しっかりせねばいかん!というわけなんですね。お疲れ様ですわ、オニガワラさんとオニジマさん!(今回の出張は2名で行ってる)
しかしこのシリーズは本当に「絵本」じゃないと成り立たない!
なぜなら文だけでは想像しきれないところを、大島妙子さんの絵が広げてくれているからです。
第1作→第3作→第2作(本書)という、変則的な順番で読んできましたが、この先のオニガワラさんはどんな様子なのかな??第4作もあるといいな〜。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オニのサラリーマン、オニガワラケンが上司のえんまさまの命令で出雲国へ。
出雲国では年に一度の神様サミットが開かれる!
出雲では神在月と呼ばれる、神無月の神事だ!!
何で鬼や妖怪が神様サミットに?!設定に笑っちゃう。
ヤマタノオロチ号という飛行機のような飛行船のような乗り物に乗ったサラリーマンの妖怪たちも、出雲国で次々やって来る神様たちもそれぞれの個性が面白くて笑っちゃう。
風神雷神をあやしいオニと思ってしまうところなんてワハハ!
鬼や妖怪が神様たちと一緒になって太鼓に合わせて踊る、すごい世界観。
日本ならではのお話がすごく好き。 -
オニのサラリーマンのお父さん、今回は出雲出張を命じられたようです。
年に一度の「神様サミット」のお手伝い。
地獄代表がんばって。
飛行船「やまたのおろちごう」に乗って会場に向かいます。
役目は、神様たちのご案内。
これがなかなか大変。
無数の神様が海から空から押し寄せてきます。
通行止めの空の交通整理も。
ここに出てくるブロッケン山に向かう魔女たち、ドイツではそういう魔女の集まりがあるんですね。
最後はみんなで
ドン ドン ツクドン ドンツク ドン!
みんなで踊ります。
会議は明日からかな?
出張お疲れ様。 -
じごくカンパニーのオニのサラリーマンが、出雲の”神さまサミット”の会場警備のために出張です。
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《本屋》【再読】オニのサラリーマンにも、出張あるんですね。大変だなあ。
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時は10月、神無月。
出張先は神在月。
10月にしてはかなり厚着だなあ。
神さまからは武器取り上げるのに、自分たちは武装したまま会場入りする鬼さんたち。
半分は警備目的だからいいのかあ。
荷物の準備はパートナーにさせるタイプなのか鬼さん。
感謝の気持ちは忘れないけれど。 -
えんまさまのもとに勤めるオニのサラリーマンが出雲で行われる神さんたちの集まりに駆り出されて出張するというおはなし。オニは関西弁でしゃべってる。絵がにぎやかでじっくり見るといろいろ発見がありそう。
この時代だというのに、オニのサラリーマンの妻は専業主婦のようだし、夫の出張の準備をしてあげているようで、こういう描写はジェンダー的によろしくないのではと思った。 -
7歳8ヶ月の娘
4歳8ヶ月の息子に読み聞かせ
はまってるオニのサラリーマンシリーズ
関西弁が心地いい
今回は出雲へ出張へ -
じごくカンパニーお勤めのサラリーマン・オニガワラ氏。今回は神さまサミットのお手伝いに、いざ出雲へ。
小ネタを探すのも楽しい。これは、あの妖怪さんだわ とか、これだけ首伸びたら、遠くまでの案内しやすそう とか。
大黒様の、船降りる後ろ姿がなんだかとっても好き。
お勤め、おつかれさんでした。