なっちゃんの なつ (かがくのとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 187
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834084665

作品紹介・あらすじ

なっちゃんがともちゃんの家を訪ねると、ともちゃんはいませんでした。そこで一人で河原にでかけてみると、今は夏の真っ盛り。草が生い茂り、花が咲き、虫たちがうごめいていました。無数の命がひしめく傍らには、魚を飲み込むアオサギや、あちこちで死んでいるセミ。通り雨に降られて家に帰ると、おばあさんからお墓参りに誘われます。お墓参りから帰ると、なっちゃんはともちゃんと遊びました。日本の夏の、濃密な美しさを描いた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 河原、庭に生い茂る草花を楽しむ夏。

  • 6歳からおすすめ。
    詩的な文章。

  • 「夏の盛りにひとりで河原に出かけた女の子。草が生い茂り、花が咲き、そして出会うたくさんの生きた虫と、たくさんのセミの死骸・・。静かで熱い夏の生と死。」

    「<暮らしのかがく> 科学は日々の暮らしの中にもあります。仕事や行事、季節の移ろいや、なにげない毎日でさえ見方を変えれば、「なぜだろう?」「どうしてだろう?」という不思議に満ち溢れています。大人も子供も関係なく、意識している・していないにも関係なく、私たちが生活していること、すべてが科学なのです。様々なシチュエーションを通して描かれている「かがく」を切り取ってみました。」

    (『かがくのとものもと』福音館 2019年より)

  • 夏休みの読書に

  • 《本屋》【再読】小さい頃、こんな夏休み過ごしていたなあ。

  • 夏まっさかりの絵本。今年の夏は少しでも穏やかな夏になってほしいと切に願う。(5歳)

  • 3歳4ヶ月
    コッコちゃんと同じ作者の絵本

    この方の絵が娘は好きなようだ。
    草の名前など私も知らないものが多かった。

  • 子供ウケより、大人にいいかも。片山健の自然描写力がすごい。青鷺は異時同図法かね。

  • 大自然の中で過ごす夏・・・うーん
    臆病で自分にはできなかったことだ・・・
    日本の原風景として大切にしていきたいものだけど・・・

  • <A JAPANESE SUMMER>

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著者プロフィール

伊藤比呂美
1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。80年代の女性詩人ブームをリードし、『良いおっぱい 悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。「女の生」に寄り添い、独自の文学に昇華する創作姿勢が共感を呼び、人生相談の回答者としても長年の支持を得る。米国・カリフォルニアと熊本を往復しながら活動を続け、介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)『犬心』『閉経記』『父の生きる』、お経の現代語訳に取り組んだ『読み解き「般若心経」』『たどたどしく声に出して読む歎異抄』を刊行。2018年より熊本に拠点を移す。その他の著書に『切腹考』『たそがれてゆく子さん』『道行きや』などがある。

「2022年 『伊藤ふきげん製作所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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