かえるのごほうび 絵巻「鳥獣人物戯画」より (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
制作 : 梶山 俊夫 レイアウト 
  • 福音館書店
3.79
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本棚登録 : 263
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834085617

作品紹介・あらすじ

うさぎと蛙が相撲をとったり、うさぎが猿を追いかけたりと躍動感のある線でユーモラスに描かれた絵巻「鳥獣戯画」。世界に誇る国宝だが、実は謎に満ちている。詞書(ことばがき)もなく、継ぎ接ぎだらけなので、誰が何のために描いたどんな話なのか、よくわかっていない。木島始は、子どもたちが楽しめるように絵を心にしみこませ、物語を立ち上がらせた。物語として、自然に素晴らしい絵を楽しめる一冊になっている。幻の絵本(1967年刊行作品)の新装復刊。

感想・レビュー・書評

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  • これは新しい!そして楽しい(^^)♪いつもは眺めて想像するだけ~(*´∇`*)の絵巻が抜粋されて、物語がついて絵本に!Σ(゚ロ゚;)猿、悪いやつだ( `д´)

  • 大好きな鳥獣戯画

  • 作者は絵巻を見続けて、こういうお話なのではないかと考えたとのこと。
    先日、本物の絵巻をいろんな光景が描かれているなぁ、表情豊かで面白いと思って拝見したのだけど、このようなお話と思うとかなり衝撃的だった。
    サル、いやなやつ〜!
    インパクト大なので、まずは絵巻を眺めた方が想像が広がって良いかも。その後読むと、なるほど!!と思って二度楽しめると思う。

  • 6歳3ヶ月の娘に読み聞かせ

    鳥獣人物戯画って
    知っているけど
    ちゃんと見たことなかった!

    こんな色んなシーンがあって

    こんなユニークだったとは

    このストーリーも
    なんだかびっくり展開でスキ

  • 『鳥獣戯画』絵巻から場面を抜き出し、絵本に仕立て直し。

    今日は森が賑やかです。どうやら動物たちが集まって相撲や弓矢で射的やお祭りがはじまるようです。

    ☆急転直下のミステリー仕立てに震えた。

  • もともと惹きつけるものがある鳥獣戯画が、さらにいきいきと感じられた。

  • 鳥獣戯画に詩人の木島始さんが言葉をつけたもの

    5分

    高山寺の 寺の文字だけが文中の文字
    寺がさかさま

    いろんな物語がつくれそう

    絵巻って右から左にお話か流れているのかな?
    絵本の方向とは逆?
    それが知りたい


    さるはいつもずるい
    カエルが殺されてる⁉︎笑

    しかといのししは運ばされてるのではなく、本人たちが貢物になってるようなシュールさを感じるんだけどな。

    とにかく、本物見るのが楽しみ

  • 鳥獣戯画にことばを付け加えた作品。鳥獣戯画を知っている人にはストーリーとはちがった面白さがあると思う。その意味で、上級生向きかもしれない。

  • 鳥獣戯画から物語を創りだすという着想が面白いと思います。

  • まあまあ

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著者プロフィール

1928~2004。詩人・英米文学者・翻訳家。


「2015年 『童声(女声)合唱とピアノのための ひびかせうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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