オニのサラリーマン じごく・ごくらく運動会 (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
3.84
  • (19)
  • (13)
  • (19)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 470
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834086249

作品紹介・あらすじ

地獄勤めのオニのお父ちゃん登場で人気の絵本シリーズ「オニのサラリーマン」第4弾は、運動会のお話。天高く、オニもふっくら肥える秋、今年も親善運動会の日がやってきました。白組、ほとけさんたちの”ごくらくチーム”と赤組、オニさんたちの”じごくチーム”が玉入れ合戦に綱引き、借り物競走、騎馬戦と大奮闘! お弁当の後はいよいよ勝負を決める最後の競技、かけっこです。声援にこたえて走るお父ちゃん。ところが・・・

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 主人公のオニの風貌が、義理の兄に似ている。
    もう本人にしか見えない。
    本人に教えてあげたいけど、イカつい風貌とは裏腹に繊細な面を持ち合わせているため、自粛。

    3歳&6歳の我が子と寝る前に読んだ。
    2月は鬼が来るから保育園に行きたくないと年始から言っており、節分の日に鬼に挟み撃ちされて泣いた人達なのでやや心配したが問題なし。

    多種多様なオニやほとけが描かれていて、それぞれ不気味ながらも愛嬌があるので怖くないらしい。
    この世の者ではないもの達が、必死に玉入れや綱引きをしているのが大人が見ても楽しい。

    オニがサラリーマンだという印象は持たなかったけど、前作を読めば設定がわかるのかな。
    シリーズものとは知らなかったので、遡って読んでみよう。

  • 運動会のある会社って、近年はレアですね!
    そんな中、地獄会社は今年も(?)しっかり運動会がありますよ〜
    裏表紙は読み終わったあとに見るのがオススメです。
    〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    地獄・極楽対抗の親善運動会を描いた1冊。
    絵に登場するキャラが多いので、いろんな鬼、いろんな極楽のカミサマが見られます。
    仏さまや観音様も出てきますが、なんの仏さまだったかな…という感じなので、調べ学習にもなります(笑)
    第4戦の騎馬戦は、文章では3行で終了でしたが、絵では見事な戦いっぷりが観戦できました。

    最終戦はかけっこ!
    さてどんな結果になることやら…?!
    そして裏表紙では運動会後のオニガワラさんの姿も見れます。
    その姿を見ると、「お疲れさまでした」と、笑顔でひとことかけたくなってしまうのでした。

  • やってることが人間社会イベントだけど、オニで、サラリーマンなところが面白い、本シリーズ。今回は運動会。神話や民話、大昔の超有名小説のキーワードがいくらか入っていて、普通に読んでも、その辺りを気にして読むのも楽しい。

  • オニのサラリーマンのお父さん、今日は「じごく」と「ごくらく」親善運動会。

    オニも仏もがんばれがんばれ!

    玉入れでは千手観音や阿修羅が大活躍。
    うでの数が違うので極楽チーム圧倒的勝利。
    綱引きではでっかい廬舎那仏にも負けず地獄チームの勝利。
    借り物競争、騎馬戦、お楽しみのお弁当、かけっこ…
    楽しくも真剣な運動会です。
    最後はマイムマイム(笑)

    こうしてみると、極楽チームのバリエーションが豊富。
    いろいろな神様がいるんだなあ。

  • じごくチーム対ごくらくチームの親善運動会開催!
    勝っても負けても楽しいなぁ♪
    でも、
    お弁当が意外と普通だったな(笑)

  • 「オニのサラリーマン」シリーズの4作目。
    ごくらくチームの面々がそれぞれの特徴を生かした競技に出場している(ex.阿修羅像が玉入れ,韋駄天がかけっこ)など、大人は設定を楽しめましたが、子どもはそのあたりの理解が難しそうなので、説明をしながら読み聞かせました。
    今回は、どんな作品のシーンが出てくるのか楽しみに読み進めていったところ、「西遊記」のシーンでした。

  • 地獄も極楽も仲良くて良い感じ!

  • 2023.9.8 5-1

  • 絵の随所に小ネタがあり、ツッコミどころ満載で見ていて楽しいです。

  • 読んだ年齢:8歳
    楽しかったけど、普通だったらしい。

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

富安陽子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×